277件のひとこと日記があります。
2018/09/30 22:56
私の思い出のお馬さんたち(平成元年その3)
今回は平成元年の毎日王冠「オグリキャップVSイナリワン」のお話しです。
来週から秋の東京開催が始まります。
幕開けは日本のチャンピオンコースに古馬の一線級が集うG2毎日王冠です!
平成元年の毎日王冠も前走オールカマーをレコードVのグランプリホース、オグリキャップに春の主役G1を2勝のイナリワン、高松宮杯で安田記念馬バンブーメモリーを完封した初代3冠牝馬メジロラモーヌの半弟、素質馬メジロアルダンが揃い争われました。
前年の毎日王冠をダービー馬のシリウスシンボリ以下を下して勝利しているオグリキャップの2連覇が掛かるレースとなりました。
前を行くレジェンドテイオー、ウインドミルを見る形でメジロ、オグリ、イナリが追走して直線を迎えます。
岡部騎手のメジロアルダンが先頭、その後にチカラ強い末脚で柴田政騎手のイナリワンが襲い掛かる。
オグリキャップはその外、チョット苦しいか・・・
アルダンが首を低くしたフォームで粘り込みを図るがイナリワンが交わす。
それを外から末脚鋭く、オグリキャップが馬体を合わせて行く!
追い比べが続く中、アルダンが脱落、イナリワンが堪える、オグリ追い詰める。
息が詰まる2頭の追い比べの末、オグリキャップがイナリワンを捉えて勝利を納めます。
1着 オグリキャップ、2着 イナリワン、3着 メジロアルダン。
私はこの毎日王冠がオグリキャップのベストレースだと思っています。
このシーズンのマイルチャンピオンシップやホーリックスと死闘を演じたJCも、勿論ナイスレースです。
ここではやや距離が短いと見ていたイナリワンが1つ上の世代の意地を見せた。
別の角度から見ればイナリワンのベストレースでもある様に思います。
メジロアルダンも岡部騎手が「ヨーロッパの香りがする」と評していた素質馬で、このレースが言わば試金石の一戦でした。
その相手を向こうに回して真っ向勝負!名勝負製造機オグリキャップの真骨頂のレースでもあります。
(見た事の無い方には是非とも見て頂きたいレースです。)
時を同じくして、京都競馬場では京都大賞典が行われ前年の菊花賞馬スーパークリークが復帰戦を迎え、その実力を誇示するかの如く勝利を納めて天皇賞(秋)に名乗りを上げました。
これで役者が揃い秋のG1シーズンを迎えます。
天皇賞(秋)時点ではオグリキャップ、スーパークリーク、イナリワン、メジロアルダンが4強を形成します。
最後にメジロアルダンのお話しを少し・・・
文中に書きましたが、メジロラモーヌの半弟で黒く雄大な馬体の持ち主で格好良い馬でした。
競走馬としてはG1を勝つ事が出来ず大成出来ませんでしたが、ダービーと天皇賞(秋)で2着になりました。
首を低くしたフォームで先行抜け出しが持ち味でした。
脚元が弱く屈腱炎でタイトルを手にすること無く引退となった事が非常に心残りです。
次回・・・
「頂上決戦!天皇賞(秋)!!」
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シバサスケさん
今は距離体系が整い、京都大賞典組はジャパンカップに向かうことがが増えました。
その代わりに4歳馬や牝馬が毎日王冠から天皇賞に挑んでくる様になりました。
当時では考えられませんでしたね。 -
シバサスケさんがいいね!と言っています。
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いっちーさんがいいね!と言っています。
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いっちーさん
昔話を熱く語るかぎしっぽさん 素晴らしいッス
本当に競馬好き 尊敬してます -
殿尻一気!さん
シリウスシンボリ、良いですねぇ。
モガミ産駒特有の腹袋がしっかりしたタプタプの体型、それでいてカリカリの気性はいかにも『危ないヤツ』の気配を漂わせていましたね。
レジェンドテイオーを病院送りにした武勇伝は未だに語られるところですよ。 -
殿尻一気!さんがいいね!と言っています。
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ザラキさんがいいね!と言っています。
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灰色の影さん
この毎日王冠と、エルカーサリバーが勝った(京都)金杯は、いつ見ても鳥肌モノです。
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灰色の影さんがいいね!と言っています。
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セリーナさんがいいね!と言っています。