東京優駿・目黒記念（後記）

今年のダービーの栄冠はロジャーバローズに輝きました。
浜中騎手もおめでとうございます！

浜中騎手も若くしてリーディングを取って以降、ここ数年はミッキーアイルのマイルＣＳ、レーヌミノルのFレビューなど、厳しい見方をされる騎乗があり、このまま埋もれてしまうのかと思っていました。

３０歳にしてダービージョッキーの仲間入りは、改めて自己を見つめ直し、上記の様な過去を顧みて再び上位へ返り咲く切っ掛けになる事を期待しています。

さてレースはリオンリオンが単騎で逃げましたが、２番手以降はまた別の競馬で、この馬場では平均的？流れで進んだ印象。

ロジャー、ダノン、ヴェロックス、サートゥルの順で進み、ロジャーがダノンの追撃を振り切り最後まで粘り込みました。

サートゥルは外から一瞬伸びてヴェロックスを交わして半馬身程リードするも、最後は差し返されて逆に半馬身差の４着でレースを終えました。

サートゥルの最後は距離もありますが、この急な暑さなど心身ともにギリギリの状態だったのでしょう。
現時点の他馬との能力差で４着に来ましたが、競走馬として完成時は本質的に2,000mまで走れるマイラーに距離適性は落ち着くのではないでしょうか？

ヴェロックスの今後は2,000mベストの中距離で活躍して行くのでしょう。
母系のドイツ血統は日本の高速馬場をこなす場合があるので、その点が良く出ていると思います。

１、２着馬はディープ産駒でオークスに続きワンツーを決めました。
この時期の東京はディープ産駒天国ですね。
（目黒記念の２、３着もディープ産駒でした・・・）


それともう一つ、、、
皐月賞の時の予想でニシノデイジーをこの世代の能力を計る物差し馬に指名しました。
皐月賞は１７着に大敗しましたが、面目躍如の５着。
結果として今回のダービー予想の３強＋α（１〜４着）の物差しとして機能しました（＾o＾）


目黒記念は、
一番人気で私の▲ブラストワンピースが８着に敗れました。
今の超高速馬場では昔よりも１kgが能力に対してマイナスに効く要素が大きくなり、堪えるのかなと競馬を見て思いました。

先ずはゲートを出た１歩２歩目とスタートダッシュが効かない。
直線では上位争いをする馬は、どの馬もみんな同じ様に伸びるから伸び負けしてしまう。
直線半ばの残り300mで同じ脚色になって、残り200mで一杯になっていました。

２頭くらいに惜敗してしまう結果を予想していたので、負け過ぎで今日はだらしない競馬でした。
馬体増で仕上げが甘く、暑さで気負って見えました。

あとはもう少し競馬に使って、古馬のトップホースが背負う58kg以上に慣れないといけませんね。

牡馬・牝馬の違いはありますが、斤量に対して同厩舎のルージュバックの様な感じの馬なのでしょう・・・