277件のひとこと日記があります。
2020/08/10 14:35
シルク一次募集馬備忘録(関東馬編:その3)
前回からの続きです・・・
シルク一次募集馬備忘録:関東馬編その3は21〜29で気になったお馬さんを挙げて行きましょう。
21.サンドミエシュの19 牡 ルーラーシップ×(マンハッタンカフェ)
この半兄にシルクで募集された父ロードカナロアで3/4同血の馬がいますが、その仔は早生まれでも身体が小さかったのを覚えています。
このお馬さんは馬体重こそ449kgとあるものの、管囲が18.7cmで兎に角細い・・・
管囲は単純な円ではありませんが、仮に円で仮定すると20.0cm→19.5cmと円周が2.5%少ないと断面積は約5%減少します。
19.0cmになると約10%減少なので、もう計算するまでもありませんね。
骨や腱の質(強さ)は全ての競走馬で同じではありませんが、お馬さんは膝から下は骨と腱で筋肉は付きませんから、脚の健康を考えると管囲20.0cm(牝馬は19.5cm)を目安として出資馬を選ぶ様にしています。
23.シャトーブランシュの19 牡 キタサンブラック×(キングヘイロー)
キタサンブラックの初年度産駒の登場です。(この前まで走っていたのに早いものです。)
顔付きは母父のキングヘイロー、ダンシングブレーヴを思わせる感じです。
父キタサンブラックは最終的には540kgの圧倒的なフィジカルを誇りましたが、3歳3冠皆勤から5歳の有馬記念まで休まずに駆け抜けました。
そのタフネスさが何処まで産駒に伝わるかは興味があります。
さてこの仔ですが、3/23生まれで測尺の値も良好で父の良点が伝わっている様に見えます。
私自身が「キタサンブラックは慌てて申し込まなくても良い」と言うスタンスで評価したのですが、この辺の母から活躍馬を出すと期待値もグッと上昇しますね。
厩舎がキムテツさんなので、その辺の要素が気になる1頭です。
26.アイリッシュシーの19 牝 キズナ×(ガリレオ)
1/21生まれのキズナ牝馬で私の申込んだ前頁のウルトラブレンドの19より3カ月半早く生まれています。
その為、測尺の値は勿論のこと馬体のシルエットも随分と大人びています。
その割に肩やトモの筋肉にメリハリが感じられず、全体的な筋肉量が少ない様に思います。
馬体の筋肉密度が詰まっている感じが無く水っぽい感じと言いますか・・・表現が難しいですがそんな感じです。
これから飼葉や稽古がどれだけ身になってくるかですね。
27.ラトーナの19 牡 ジャスタウェイ×(ダンシリ)
母ラトーナはデインヒル系よろしく、トモの容量が大きくて新馬戦を鮮やかに勝利したのを覚えています。
産駒もその特徴を受け継いだ仔が多く、半兄ディロスも見栄えの良いお馬さんでした。
しかし、この血統の問題は気性難でデビュー時は前目に付けて直線抜け出す大物感ある競馬を見せますが、2戦、3戦と出走を重ねる毎に競馬が難しくなって行きます。
この仔も同じ道を辿ってしまわないか心配で申込みをしませんでした。
今回のその3ではシャトーブランシュの19以外は出資馬選びをする上で私が気にしている点が出ていたお馬さんを挙げました。
管囲、筋肉量(表面的に感じる質感)、気性難と正直に少し書きにくい部分に敢えて触れてみました。
気分を悪くされる方もいらっしゃるかも知れませんが、「こんな選び方をする人もいるんだね」程度で読んで頂けたらと思います。
このシリーズは労力の割りに読んで貰えないみたいなので、その4は少し考えます・・・(^^;