シルク一次募集馬備忘録（関西馬編：その４）最終回

関西馬編その４、今回が最終回です。
明日はいよいよ、待ちに待った発表になりますが、お付き合い頂きましてありがとうございます。
名簿順の６６〜７５で気になるお馬さんを早速チェックしていきましょう。

６６．シャンボールフィズの１９　牝　ドレフォン×（キングカメハメハ）
６７．メリーウィドウの１９　牝　ドレフォン×（ゴールドアリュール）

２頭を纏めてなのですが、それぞれのお馬さん単体では無く、種牡馬ドレフォンについて少し・・・
米チャンピオンスプリンターで体形は胴に長さがありトモが大きめのストームキャットの特徴を引き継いでいます。
ディープインパクト×（ストームキャット）の逆パターンの配合を目的にした導入なのでしょう。
しかし私の印象ですが、ストームキャット系は父系に入ると自身の主張が強く、それは日本競馬には合わない方向性だと予想しています。
早熟で成長力は？
パワー型で器用さや底力が足りず淡泊
この辺が表現されるのではないかと思っています。
牡馬はダートの1,400mが主戦場で、牡馬より牝馬の方が芝で走れるお馬さんが出る可能性があると見てはいますが、産駒傾向に注目したいです。


７１．トレジャーステイトの１９　牡　スクリーンヒーロー×（オアシスドリーム）

ノーザンダンサーのクロス多めでダンジグ４×４の力強さの様な物を感じさせる馬体の持ち主です。（今はダンジグとダンチヒのどちらの読みが主流なのでしょうか？）
首差しから肩、腰からトモの辺りと父系のスクリーンヒーロー〜グラスワンダーの影響も感じさせます。
1/7の極早生まれですから随分しっかり大人びて見えるのも仕方ないですね。
血統額面通りの力強さやダンジグクロスによるスピードが表現されていれば面白い存在になりそうに思います。

７３．ジュピターズジャズの１９　牡　オウケンブルースリ×（サンデーサイレンス）

競馬を始めた頃に活躍していたアンバーシャダイの娘、ビーバップの孫にあたるお馬さんです。
血統構成はレイズアボーイ、アンバーシャダイ（ノーザンテースト）とサンデーサイレンス以前の社台を支えた種牡馬たちです。
流石に母の父サンデーサイレンスも没年を考えると大分減って来ましたね。
さてこの仔ですが、毛色の青鹿毛や顔の流星はサンデーサイレンスを思い起こさせます。
身体のサイズ的にもややこじんまりとしていますが、こう言うお馬さんが活躍したら出資された方は楽しいですし、夢がありますね（＾o＾）


７４．リプリート２の１９　牝　ガリレオ×（マクフィ）

欧州最強クラスを輩出し続けるガリレオ産駒の気品が漂うお嬢さん。
良血ですから、将来を見込んでいる事でしょう。
無事に現役を終えて欲しいものです。
サイズも小さく管囲も細いので競走馬としては難しいところがあると思います。
少し前にガリレオ産駒の牝馬でヴィルジニア（シルバーステートの半姉）と言うお馬さんがいましたが、その様な感じになれたら良いですね。


７５．アイムユアーズ２の１９　牝　リブチェスター×（インヴィシブルスピリット）

今回の募集馬中で唯一の（外）馬です。
父は欧州で活躍したマイラーで母父はダンジグ系の欧州スプリンター。
日本競馬で走らせる欧州血統はこの様に父マイラー×母スプリンターかその逆の父スプリンター×母マイラーくらいで丁度良いと思います。
中距離志向の配合をされた馬よりも活躍出来る可能性が高いと思います。
将来的な繫殖導入を見込んでいるでしょうが、矢作厩舎でこの価格ですから面白い存在ではありますね。


これで関東馬編４回、関西馬編４回の計８回、シルク一次募集馬をピックアップしてコメントして行きました。
明日が申込み結果の発表になりますが、シルクに入会して早幾年、毎年恒例で何度も経験していますが、ドキドキしますね。
その度に「何頭取れるかな」や抽選が当たらず意中のお馬さんが全く取れず「あと何年出来るかな・・・」など、そんな事が文字通り走馬灯の様に走り抜けたこの数年でした。

このシリーズを終えるにあたり、読んで頂いてありがとうございました。
いいね！ファイト！及びコメントを寄せて頂いた皆さんに後押しされました。
とても感謝しております。

皆さんと共に良いお馬さんとの出会いと新しい仲間の成長を見守る楽しみをこれからも分かち合いたいと思います。