101件のひとこと日記があります。
2019/10/28 21:46
何故、サートゥルナーリアは沈んだか?
こんな筈ではなかった。
迎えた最後の直線サートゥルナーリアは逃げるアエロリットの直後という、最高の位置取りだった。
課題のスタートも安定し、後の菊花賞馬ワールドプレミアら同世代をちぎり捨てた前走・神戸新聞杯を彷彿とさせるような競馬だった。
代打C.スミヨン騎手のエスコートは完璧で、アーモンドアイとの力勝負になる筈だった。伸びなかった。
アエロリットが逃げたもののスティッフェリオが競り掛けなかったことで、1000m通過が59.0秒。神戸新聞杯ほどではないによ、楽に追走できた。
前走の神戸新聞杯は、最後の直線で早々に先頭に立つ横綱撲。2番手から上がり3ハロン最速となる32.3秒の脚を使われては、後続はお手上げだった。そして今回も“必勝パターン”に持ち込んだかに見えた・・・が、やはり「春の課題」を克服できなかったようだ。
レース後、スミヨン騎手が『ゲートに入る前からカッカして、ずっと力みっぱなし』と振り返っていたように、大歓声に落ち着きを失ってしまっていた。
これは、ここまで唯一の敗戦となっていた春の日本ダービーと同じパターン。スタートこそ出遅れなかったにせよ『芝の色が変わった部分で驚いたり、落ち着きがなかった』とスミヨン騎手が話している通り、すでに平常心を失っていたという。
今回の天皇賞・秋と、春の日本ダービーの共通点といえば東京競馬場、そして大観衆だ。約11万人の観衆となった日本ダービーに続き、今回も超豪華メンバーとあって東京競馬場には約10万人のファンが集結。レース前、そしてレース中も大歓声に包まれていた。
レース後、スミヨン騎手が「直線は、ゴールの100m手前で外に膨れ、アップアップの状態だった」と振り返った通り、最後はフラフラになって外へ蛇行しながらゴール。レース前に無駄な力を消費し過ぎた何よりの証だろう。
2コーナーではアーモンドアイとのポジション争いで、やや強引に前に出る厳しさを見せたサートゥルナーリアだったにせよ、完敗と言わざるを得ない。
もともと2000mの大レースを勝っている馬なので距離それ自体は問題ないのだろうが、神戸新聞杯は13秒台が4つ続いた一方で残り600mから10秒台が2回という極端なスロー→上がり勝負。天皇賞秋でいきなり異質な競馬をしなければならなかったのが1つの敗因だったのだろう。
これまで2000mの天皇賞(秋)に30頭以上の3歳馬が挑戦しているが、1分57秒1で乗り切ったのはサートゥルナーリアが初めてだ。今回は精神面を含めた総合力で負けたが、中距離路線の未来のエースは間違いない。
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虹の囁きさん
速風 駿さん
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虹の囁きさん
お馬さんGOさん
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馬主さんだったんですねぇ・・・
POGやってますので少しは馬主さんの
気持ちが解かるつもりでいますよ。 -
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helproさん
駄文を読んでくださり感謝です。さらにいいねをありがとうございます。
なにせ3歳馬ですから、今後が楽しみと期待したいのです。 -
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