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2019/10/31 17:07
社台グループは生産馬のトヨタ(その1)
JRAにとって社台グループの存在は大き過ぎるほど巨大に
なってしまっている。
いささか古いデータだが(2012年11月)、現役馬6396頭のうち
社台生産馬は1334頭でシェア20.8%を占めた。それが2018年6月
になると、現役馬7250頭のうち23.4%を占めるようになる。
(これが多いのか少ないのかは読後、判断願いたい)
◆吉田一族の歴史
1955年 吉田善哉は「千葉社台牧場」を千葉県富里に設立
1958年 北海道白老町に「千葉社台牧場社台支場」を設立
1962年 「千葉社台牧場社台支場」を「社台ファーム白老」へ
1967年 「社台ファーム早来」を北海道勇払郡早来町に設立
1971年 「社台ファーム千歳」を北海道千歳市に設立
1993年 吉田善弥氏死去
1994年 社台分割により社台ファーム千歳→社台ファーム
社台ファーム早来→ノーザンファーム
社台ファーム白老→白老ファーム
1996年 「追分ファーム」を北海道追分町に設立
2004年 「白老ファーム」を「社台コーポレーション白老ファーム」と改称
●吉田一族の家系
*吉田善弥(創業者)
長男.吉田照哉(社台ファーム代表)→孫.哲哉(社台レースホース代表)
次男.吉田勝巳(ノーザンファーム代表)→孫.俊介(サンデーレーシング代表)
三男.吉田晴哉(追分ファーム代表)→孫.正志(GIレーシング代表)
そこいら辺にある血縁関係者が集まる、零細・中小の家内工業とは似て非なる
ものだという事が、昨年の収得賞金162億1150万1000円でお解りいただけるであろう。
創業者から受継がれた3兄弟から孫までの血縁で固められた競走馬のメーカーは、
人・物・金が揃った大企業と言わざるを得ない。
因みに、それぞれの代表者及びその妻は全員、馬主でもある。
追伸(社台コーポは3兄弟の共同経営)
紙面の関係上、その2へ続く