高橋三郎調教師 勇退

今開催をもって、大井の高橋三郎調教師が勇退

実は知り合いから情報は聞いていて近くに大井を去る事は覚悟していました。まぁ晴れ晴れと送り出された感はありますが…実際は事情があっての引退、それは定年を前にしての事でお察しの通り。
大井の神であれど例外じゃないんだなぁ〜とゆうのが本音の気持ち



自分の競馬人生の悔いの一つは、サブちゃんの全盛期の記憶が無い事(T-T)写真には、アウトランセイコーでダービーを制した９０年に内馬場で遊ぶ自分の姿がありますが…ヨチヨチ歩き(笑)

親父と大井に通っていた時代は既に、石崎的場時代に突入していて…サブちゃんは一線を退いていました。しかし現在の的場文男がそうであるように場内には


「的場じゃなくサブ乗せろ！」

とゆう声が聞こえていて、彼の全盛期の腕が脳裏から離れないファンの心理が伺え、それは今の俺と同じ(￣ー￣)

親父も贔屓にしていて、最近の白髪だらけのサブちゃんを見てスッカリ変わったなぁと笑っていたのが印象的。また、サブとゆう相性が場内で声をあげやすかったと(笑)


サブちゃんのフォームは独特で、波打つように全身運動で追い出す。良い意味で泥臭い地方競馬を思わせるモノ

また気性難の馬を折り合わせ、サーカスだの暴れ馬のサブだの言われていたそう(^^)/
誰もがサジを投げたハイセイコーを乗りこなしたのも、誰あろうサブちゃん


目の前で観た大レースの勝利は、最後の重賞になった今は亡きスーパーダートダービーのサンライフテイオー。皐月賞馬イシノサンデーをお客様に(笑)最後の大仕事を成し遂げた



名選手名監督にあらずとは言いますが、高橋三郎調教師としても数々のタイトルを獲得し…コアレスハンター、フレアリングマズル、コアレスタイム等で数々の重賞を勝利。ヤネにはかつての弟弟子である的場文男や、その後輩にあたる内田博幸をよく起用しました。

高橋三郎調教師としての最大の功績は、やはり０７年JBCスプリントでのフジノウェーブ。
現時点でJBC競走を制した唯一の地方馬で、現状を考えると今後現れるか微妙なだけに…フジノウェーブの勝利は「地方中央の砂の祭典」とゆう触れ込みの存在価値を維持してる要因


馬を愛する人で、常に自分の子供のように接し
希代の名騎手ともあろう人が、多摩川までママチャリを漕いで青草を獲りに行くと聞いた時は笑えた(^^)
現役時代も故障したチャンピオンスターの温泉治療に我が事のように通いつめたり…馬を第一に考える姿勢は誰からも愛されました

最後の開催でゴールデンマックスが勝利し、通算４９８勝。
４０００勝を目前に引退した騎手時代のように、５００勝を前に勇退してゆくのも…別に関係ねーやとばかりで、何かサブちゃんらしい感じがします

喋るのは苦手でも、仕事をさせたら一級品とゆう自分の好きな職人気質。高橋三郎調教師の勇退は…また一つ自分の中の大井競馬場が無くなった気持ちです

高橋三郎調教師、本当にお疲れ様でした