東京ダービーウィーク(的場文男)

「ズブいから今日の馬場と展開では向かなかった。でも、ダービーはチャンスがあるから！ダービーはチャンスがあるから！」

羽田盃６着のパーティメーカーに騎乗した、的場文男のレース後のコメント。俗に言う大事な事なんで２回言いましたとゆうやつ(笑)
ちなみにこちらが、的場文男の過去３３回のダービーでの戦績です


79年　シーイーグル　　 13着
80年　アアセイコー　　　8着
81年　マーブルスカイ　　5着
82年　ノーブルゲイン　　8着
83年　ゴーカップ 　　 　5着
85年　サンホウスト　 　10着
86年　シナノジヨージ　　2着
87年　シナノデービス　　2着
89年　ホクテンホルダー　2着
90年　ケーヨボーイ　 　11着
92年　ナイキゴージャス　2着
93年　ブルーファミリー　5着
94年　カウンテスヒカル　3着
95年　ナイキグレース 　16着
96年　アイアイシリウス　3着
97年　ナイキジャスパー 12着
98年　ゴールドヘッド　　2着　
99年　タイコウレジェンド 2着
00年　シャコーダイヤ　　6着
01年　ミツルトップワン　8着
02年　ダイワミズリー　　10着
03年　ナイキゲルマン　　2着
04年　キョウエイプライド 2着
05年　ボンネビルレコード 4着
06年　アタゴハヤブサ　　13着
07年　ロイヤルボス　 　3着
08年　ニックバニヤン　　10着
09年　ディアテクノバトル 16着
10年　ショウリュウ　　　11着
11年　キスミープリンス　3着
12年　ダイヤモンドダンス 4着
13年　キタサンオーゴン　10着
14年 ワタリキングオー ６着

おそらく世界的に見ても、その所属場のダービーに３３回騎乗した騎手も珍しいはず。
更にフルゲート１６頭の大井競馬場だから、的場文男がダービーで獲得していない着順は１着の他に７、９、１４、１５着だけになる(こっちを先にクリアしそう)



世の中で何より信用出来ないのはダイエット食品のCMと、的場文男のコメント(￣ー￣)まず的確な言葉など聞いた事は無いです

ご存知のように東京ダービーでの彼の連敗記録は「大井競馬の七不思議」の１つと言われていて、現在６７００を越える勝ち鞍がありながら…東京ダービーだけは１つも勝てていません


これは毎年書く持論になりますが、昨日書いたように、このレースだけは他と雰囲気からレースの流れも全く違うだけに…いかなる状況でも対応出来る、冷静かつ大胆な騎乗が不可欠

少なくとも的場文男は冷静沈着に騎乗するタイプじゃない
ダービー４勝を誇るライバルの石崎隆之が「千の技を持つ技巧派」ならば的場文男は正反対の「一撃必殺の技を１つ持つ」タイプ

スタン・ハンセンとゆうレスラーは必殺技がウエスタンラリアットでした。
これが出たら試合終了とゆう破壊力…だから相手は必ずハンセンがラリアットを放つ左腕を痛め付けていました。試合に勝つ為に一つの必殺技を封じる

的場文男で言うウエスタンラリアットは的場ポジションから、自分の思うままに馬がシッカリ応えて力を発揮出来た時

普段ならばファンを虜にする「黙って俺に付いてこい」のスタイルがダービーでは裏目で、次からへ策を練るタイプでは無い彼はどうしても後手を踏む




もちろん運も無い。
単勝１倍台のブルーファミリーでは的場騎手が反対しながらも、陣営が押しきった外枠希望で、ニーヨンでは最悪の出遅れ…
羽田盃を制した素質馬ナイキジャガーはダービー前に故障

距離不安のあったゴールドヘッドでクビ差２着だった翌年に、距離が短縮(。-∀-)

近年一番期待されたキスミープリンスでは、イン中団で珍しくポジションを維持するも…捲りを決めた駿のファジュルが作った雪崩を食らい、インに居たのに直線じゃ一番外に居たΣ(-∀-；



書いてるだけで悲しくなる(笑)



それでも今年も的場文男はダービーに挑む
３４回目の挑戦…

中にはいつまで諦めずにとバカにする輩が居るが、挑み続ける事の何が悪いのか？
佐々木竹見、高橋三郎、桑島孝春、石崎隆之、後輩の内田博幸、戸崎圭太…キャリアの大半をリーディングの彼らを２番手で追い続けた男。還暦間近で、まだまだ挑戦を続ける格好良さである


最近はトーンが上がらなかった的場さんが、あんなコメントを出したのは興味深い所



そんな的場文男を愛するからこそ、今年も１００円も買うつもりはありません(^_^)/