「ダービーは人生の宿題」的場文男

一昨日は年末以来となる大井競馬場へ。行く度に変化している場内には、正直複雑な心境(-_-)

うまスタのグランドスウォードさんとご一緒に観戦、いつも急な誘いなのにありがとうございます


馬券は相変わらずで、全く出口の見えないトンネル…９レースは１、３着。１０レースは身内を信じずに知りもしない中央馬で馬券を固め、最終は初心者女の子戦法と銘打ち「可愛い名前」のドロダンゴ
また前開催で好タイムに目を付けたクラシックセーラ……をヒモにして大敗(笑)


東京ダービーも日記の通りに撃沈(・・;)
今年、唯一南関重賞を的中したのが的場文男騎乗のドライブシャフトの単復勝負に賭けた東京湾カップ。しかし東京ダービーでは的場さんの馬券は絶対に買わないと決め込んでいる
３３回も勝てない騎手に金を投資するのはバカらしいし、もし勝ってハズレても……歴史的瞬間の観覧料金と考えたら安いもんだか

昨日の場内も、的場文男の勝負服が確認しただけで６人。自分も現在のトップ画で使っていますが、一昨日は願をかけてパジャマにしました(^_^)/


自分の話はそこそこに…

結論から言えば、的場文男の悲願はまたも達成されず。０４年以来１１年ぶりの２着とゆう悔しい結果に終わりました
１１年前はアジュディミツオーに突き放され、その前年はナイキアディライトにおいでおいでの２着だけに…今回は本人もファンもかなり力が入った２着

今年もパドックでは何人かのファンが的場さんに絶叫に近い声援を送り、パーティメーカーも心なしか気合いが入った

それまでどんなにバカにしようが、冗談を言おうが…東京ダービーで馬上に居る的場文男を見ると、心が揺れてしまう自分が居ます


レースはスタートから出し気味。スンナリ中団に付け、気を抜こうとすると叱咤して前へ押し上げる
３コーナー辺りからグイグイと追い始める…京浜や羽田に比べるとパーティメーカーのズルさもマシで、直線では先団を目掛けて右ムチを連打

恥ずかしい話ですが、最近眼鏡の度が合わず…もはや場内のビジョンでは何が伸びてきてるかも解らない
しかしある瞬間に…場内がドッと沸いた

猛追するパーティメーカーと的場文男

激しい動きはお馴染みだが、この時ばかりは…まさに血気迫る姿。しかし気持ちと体が空回りし、いつものリズムが乱れてしまいゴール前では１度座りかけてしまう(>_<)
それでも４分の３馬身差…夢のダービー制覇には届かなかった


これも帰宅した後に観たＭＸ中継で確認したんですが、勝った今野から握手を求めると…一言二言交わし、的場さんは握手を拒否

負けた騎手が、なんで勝った騎手を祝福するんだ。負けた騎手に大金を賭けたファンの気持ちになれ

古臭いが、相変わらずの姿に感動…


翌日は４勝の固め打ちで、残念ダービーの若竹賞まで勝利した
それでも悔しさは晴れないだろう。的場さんは浦和開催で古傷が悪化し、歩行すら困難になっていました…それでも２日間休み、ダービー騎乗に向けて懸命に治療。絶対に勝ちたいとゆう思いと、そんな的場文男を応援するファンの為に



「負けたからちょっと疲れてますね。勝ちを味わいたいけどもう無理だね、この年だから。
だけど頑張ってます。勝負の世界は厳しいなぁ。このダービーだけはホント勝ちにくい。本当はダービーの方が帝王賞より勝ちやすいの
帝王賞は10年のうち1回しか勝てないほど。でも帝王賞は3回勝ってる。ダービーは宿題だね。俺の人生の宿題。
できないかもしれない。できないで死んでいくかもしれない。年だから。そんなかんじです！」


最後は語気を強めていて、悔しさが伝わる
来年も彼は宿題を終わらす為に騎乗するだろう…いや、的場文男が騎乗しないのなら東京ダービーを自粛すべき(笑)

まだ観ぬ夢の完結に立ち会う日を楽しみにしている



オマケ

大井の知り合いから聞いた話。ラッキープリンスの厩務員に的場さんが放ったらしい

「仕上げ過ぎだバカ野郎！！(笑)」