アフター５スター賞を振り返る

夏最後の大井重賞、アフター５スター賞はジョーメテオが久々の勝利。
兼ねてから内回り向きのタイプと言っていて、折り合い難の為に後方から離して後は脚が続くかどうかの競馬しか出来ないクチで、外回りだとゴールまで脚が持たない…

今回は１年ぶりの騎乗となったヒデがこれしかないとゆう仕掛けで前を射程に入れ、一気に雪崩れ込み勝利。差し馬向きの展開や時計面など確かに恵まれた面はあるが９歳にして鮮やかな勝ち方は見事。確かに今後も捲りが不発になる事もあるだろうし、外回りでは評価は微妙ですが…この馬の底力には頭が下がる

ヤネのヒデは自ら語ったように久々の重賞で、前回が２年前にジョーメテオで勝ったゴールドカップ。一時期は若手ナンバーワンと呼ばれながら気付けば若手の波に押されてしまった
還暦の石崎、的場世代が頑張る中で本来円熟の４０代が少ない南関競馬…ヒデにはもう一花咲かせてほしい


２着はコアレスピューマが入る。１５頭立て１５番人気だから最も期待されなかった馬となるが、その走りは立派。道中馬なりで追走し直線で先行馬を捉えるとジョーメテオに懸命に食い下がる根性を見せた。かつては交流重賞で馬券圏内もある１１歳馬で、若馬が厳しい展開に泣く中で最年長馬の経験が活きた

３着にはアルゴリズムが飛び込む。思えば昨年の一番人気で、ポテンシャルの高さはあれど順調さを欠く最近の内容が今回の人気に。何とも言えないが状態がピークなら突き抜けておかしくない展開だっただけに、良い頃には遠い印象。これが完全復活とは言いがたい

４着はカイロス。相手を前と決めたか付いて行かないまでも早め早めの競馬になり、さすがに重賞だけに抜けてくる脚も無く最後はアルゴリズムに交わされる形。１２秒以上が壁になり現状では重賞での力不足が露になったが、先行して粘ったのはこの馬のみで今後の成長次第では肩掛けも夢では無い

５着リアライズリンクスは軽め調整ながら馬体減と、状態面なんとか出走に漕ぎ着けたとゆう感じ。スタートから押しても押しても前に取りつかず、控える形になり万事休す…。しかし最後はシッカリ脚を使っていて泥を被りながもレースを辞めなかったのは収穫で次走以降楽しみ



人気を集めたルックスザットキルは６着と惨敗。好発からハナに立つと３コーナー辺りからガツンと行ってしまい暴走…優駿スプリントトライアルの二の舞で一気に飲み込まれて終了。せっかく控える形が板に付いた印象を受けたのに、またも逆戻りは残念の一言
やはり気性的な部分が解消されないと今後も繰り返す厄介なタイプ

４９キロで人気になった同じく３歳のアクティフも、道悪が苦手との考えも浮かぶが単純に力不足と捉えたい。


高齢馬の頑張りには頭が下がるが、決着時計はあの馬場を考えればもの足りず…暴走したルックスザットキルはじめ、先行馬が軒並み崩れた展開となれば上位３頭には力以上の恩恵があったのは確か(-_-)
にしても短距離の新星はなかなか産まれないもんだなぁ…


今期の大井重賞

・TCK女王盃(●)
・金盃(●)
・フジノウェーブ記念(●)
・京浜盃(●)
・東京スプリント(●)
・羽田盃(●)
・東京プリンセス賞(●)
・大井記念(●)
・東京ダービー(●)
・優駿スプリント(●)
・帝王賞(○)
・ジャパンダートダービー(●)
・サンタアニタトロフィー(●)
・黒潮盃(●)
・アフター５スター賞(△)

日記と違う買い目でしたので(笑)