勝島王冠を振り返る

勝島王冠が終わりました。優勝したのは大井生え抜きのムサシキングオー(^。^)y-~
ヤネの笹川翼騎手共々初の重賞勝ちとなり、管理する栗田調教師も実に15年ぶりの重賞制覇

先行力があり、常に力を発揮するタイプで今年６歳にして本格化しオープン特別を快勝。その後何度も重賞挑戦するも敗戦を屈し…平場大将になり得る存在ではないかと思っていただけに会心の勝利
番手から早め早めに前に圧力をかけて、トーセンアドミラルが脱落するや一気に先頭に立ち１度は並ばれたファルコンクロウを競り落とす。早く抜け出すと詰めの甘い馬だけに危ないと感じたが、なかなかの好内容

これまで重賞勝ちの無かったムサシキングオーが横綱相撲で制したのだから、レベル的には疑問ですが…何より大井生え抜きの頑張りは心揺れる

ヤネの笹川も強気なアンチャンから着実に上に上がっているし、モタモタしてるとベテラン騎手は食いぶちが無くなるだろう


２着はファルコンクロウが食い込む。B1馬が３番人気と売れ過ぎてはいたが、好調さを活かしての好走。トライアルと同じく４角で射程に捕らえ１度は先頭に立つも、最後は差し返されてしまったが名だたる重賞勝ち馬を抑えたのだから健闘
とは言え53キロの恩恵がありながら完敗の内容だけに、重賞で勝ち負けを続けるには成長が必要


３着はアウトジェネラルが久々の好走。収穫と言えば抑えた競馬でジリジリながら脚を使い、最後まで競馬を辞めなかった点。まぁクラシックを賑わせた頃の破壊力には到底及ばず、気性的にまだまだアテにならず、やはり今後も好走と凡走を繰り返す可能性が高い


４着スマートジョーカーは、休み明けだけに無理をせず終いの競馬。元来大井外回りが向く馬ではなくマイルの流れ込みが身上。８歳馬で今後もソコソコの活躍は出来ても、８連勝した頃の芸当を望むのは可哀想


５着はハブアストロール。指定席の殿は出負けしたアーリーバローズに奪われ、今回は馬群で競馬をし最後も脚を使ったが昨年の矢のような末脚には及ばず。どう考えても出来すぎだった昨年を考えれば、逆に健闘だし一頃の深刻な状況からは脱却している。あとは器用さが欲しい


期待されたプレティオラスはよもやの６着と久々に三振。戦前指摘した、道悪や距離短縮など言い訳は出てくるが、進化を印象付けた前走から比較すると昨日のプレティオラスは以前の姿そのままで…正直拍子抜け
まぁ批判を承知で書くが、この手の個性派は嫌いでは無いので相変わらずの三振か本塁打のプレティオラスに安心したのも事実


古豪カキツバタロイヤルも見せ場なく８着。急遽のテン乗りもあったが馬の反応は明らかに悪く一概に内田騎手を責められず、何より９歳の老齢馬が休みなく重賞を使い続けてるのだから体調の下降線があるのが自然
とは言え年齢を考えれば今年が最後の残り火だった可能性があり、今後は慎重になりたい


ガンマーバーストは大箱の大井では勝ち負けが難しくなり、トーセンアドミラルもモロさが垣間見れ…どうやら来年以降の重賞は大幅に主役が変わりそうだ。
自分の馬券云々よりプレティオラスの走りに注目しており、突き抜けて圧勝する姿も楽しみにしていたが…馬券的中も複雑な心境(笑)
先程書いたように、個性派は個性派で好きなんですがね


今期の大井重賞

・TCK女王盃(●)
・金盃(●)
・フジノウェーブ記念(●)
・京浜盃(●)
・東京スプリント(●)
・羽田盃(●)
・東京プリンセス賞(●)
・大井記念(●)
・東京ダービー(●)
・優駿スプリント(●)
・帝王賞(○)
・ジャパンダートダービー(●)
・サンタアニタトロフィー(●)
・黒潮盃(●)
・アフター５スター賞(△)
・東京記念(○)
・東京盃(○)
・レディスプレリュード(●)
・ハイセイコー記念(●)
・JBCレディスクラシック(●)
・JBCスプリント(●)
・JBCクラシック(●)
・マイルグランプリ(●)
・勝島王冠(○)

せめて５勝(笑)