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2016/01/30 14:56
石崎隆之騎手 還暦
船橋の石崎隆之騎手が1月29日に60歳の誕生日を迎えました
南関では川崎の森下博騎手に続く還暦ジョッキーとなり、今年の9月には的場文男騎手が3人目になる
年齢は森下さんが最年長ながら、デビューは石崎さんが最も早く日本の現役騎手では最古参となる。
今や勝利はおろか、乗ってる姿すら珍しく一開催丸々休む事も日常茶飯事で2ヶ月に渡る騎乗自粛も毎年恒例になり、昨年はついに8勝に留まり勝ち鞍も一桁
冗談半分に孫の玩具の為に騎乗していると思っているが、先日の大井開催では一貫して乗り続けるモンテチェルビーノで殿一気の差し切り勝ちを決めてみせた。横の森が「まさか!?」とゆう感じで石崎さんを見ていたのは印象的
通算6242勝目は石崎さんらしい、魔法使いのような競馬だった
今やこんな隠居状態ながら、毎開催のように親父に連れられ大井に遊びに行っていた90年代は石崎隆之の天下であり…全ての南関所属騎手が彼の手の上で遊ばれている状態
レースの展開から、馬や騎手の癖や性格まで計算しあらゆるパターンを頭で計算。何があっても自分が勝てる最短距離の騎乗を導き出すとゆう…完全無欠のリーディングジョッキーだった
しかし唯一その計算をぶち壊すのが的場文男であり、後方ままばかりの馬を逃がせたり必要以上に競りかけたりと、彼の冷静さを乱していた(笑)
そして本腰を入れて南関4場に乗り始めた的場さん
二人の火の出るようなライバル関係は、石崎さんから的場さんへの熱さが発端なのは間違いない
「君の行きたい所ならどこでも良いよ」石崎隆之
「つべこべ言わず俺に付いて来い」的場文男
世の女性がどちらを好きになるかは解らないが、二人の正反対な騎乗スタイルがファンを虜にした
あれから20年が経ち二人揃って還暦になる。まさか森下さん含めて3人が現役だとは思いもよらず…
未だに1300回も年間騎乗する的場さんへの意地が石崎さんのパロメータとも推測出来る(笑)
どんなに騎乗数が減っても…息子の駿を石崎と呼ぶ事は出来ない
いつまでも南関の石崎は石崎隆之に他ならないから