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2016/03/17 21:44
京浜盃を振り返る
クラシックの登竜門、京浜盃を制したのはタービランス。ニューイヤーカップの敗戦から見事に巻き返しての勝利は門別時代の実力を出し切った形
外枠とゆう事もありスタートから気合いを付けて、先団目掛けての追走。道中はニューイヤーカップ同様にアンサンブルライフをマークする競馬になり、直線で競り落とすと迫るグランユニヴェールやキーパンチャーを退けました。最後にソラを使う悪癖が出るも、タイトがしっかり肩ムチで叱咤していたのが印象的
今回はトロヴァオやモリデンルンバ不在の競馬になり、出走馬もクラシックを意識した仕上げと見て取れましたがしっかり結果を出せたのも事実。内枠で包まれた際や、相変わらずの気を抜く癖は改善の余地がありこれで磐石とは行かなそう。クラシックへ向けて課題も浮き彫りになりました
調教師は水野貴史、いやいやスーツに眼鏡姿のインタビューには失笑(笑)名うての穴騎手だった水野が調教師として重賞を勝ち、クラシックに愛馬を送る所を見るとはねぇ
タイトにとっては騎手時代の先輩でもあり、感慨深いものがありそうですね
2着はグランユニヴェール。一息入っていたものの、やはりレースセンスがありスンナリ位置取りに成功し直線ではジリジリながら息の長い脚で迫るも、勝ち馬まで届かず。確かに地味な印象ながらどんな展開でも力を出せるタイプで、この手の馬はクラシックでもうるさい存在になり得る。とは言え勝ち切るタイプでも無いし典型的なソコソコ君
3着は人気薄のキーパンチャーが入る。良く言えば気楽な騎乗、悪く言えば着狙いと言った競馬ながら直線の脚はなかなか見所があった。馬群の競馬が苦手なのか常に末脚勝負の印象で、極端な着順になりかねないが…最近の羽田盃やダービーで波乱を呼ぶのは差し馬ばかり。展開によっては今後も面白いかもしれない
注目のポットガイは4着。道中の行きっぷりなど昨年と比べると物足りなく、直線でも弾ける事無くジリジリ伸びただけ。仕上がり途上とは思えるが戦前言ったようにずば抜けた能力があるとは思えず、完成が早かった馬だけに今後の成長があるかは半信半疑。結論を出るのはクラシックが始まってから
5着はフォクスホール。なんと言えば解らないが、前目に付けてそのまま上がりも下がりもせずにゴールを迎えただけ。この馬も力を出してはいるが切れのある実力馬を振り切るだけの能力は無く、大井外回りよりはごまかしの利く小回りコースが合いそう。クラシックでの期待は薄い
人気の一角だったアンサンブルライフは6着。スタートから気合いを付けてスピードを活かす競馬になったが、勝負所でモタ付きタービランスに馬体を併せられると見せ場は直線半ばまで。競馬を教える競馬をしたと語る的場さんだが…新境地はおろか脆さが浮き彫りになっただけ
ゴール前の失速からも距離延長が向くとは思えず…昨年のように小久保流の仕上げでダービーで変身出来るかは微妙だ
勝ったタービランスは確かに強い競馬をしたが、弱点やまだ解らぬ課題もあり…何より他の有力馬は羽田にぶっつけ。今年のクラシックは難解と感じる一戦になった
今年の大井重賞
・TCK女王盃(○)
・金盃(○)
・フジノウェーブ記念(○)
・京浜盃(○)
連勝が止まったら連敗始まりそう(^。^)y-~