名馬会ダョ全員集合?『僕の所属はどこ…』

名馬会にはたくさんの部署があるが…扱いに困る会員もいる□

『お前は…また異動なのか』
『はいですんで……いろんな部長に挨拶に行ってるんですが』
『どれどれ…ダートに海外…短距離……有馬にも出てるのか』
『はい』
『ハッキリしない奴だな退会しろ』
『なんでですか副会長なら何とかしてくれるかと…』
『知るかこんな訳の解らん戦績で』



『怒られちった仕方ない…ダート部にまた掛け合おう』

□

『だから言ったわよねアンタはマイル王にもなってんでしょここは純粋な砂の英雄が集まる部署なのよ』
『部長はたしか…エリザベス…』
『アタシは砂の女王よねわかるかしら』


□『次は…短距離部か』


『なんで天皇賞勝っちゃったの』
『いやぁ…頑張っちゃいましてでも部長と同じ…マイル王になったのは事実ですし』
『この部署はね短距離一筋なの□アイツなんか見てみ1600なんか走ったら二日は動けないよ』
『バーリンバーリンバーリンバーリンバーリンバーリン』
『なんて歌なんだもう諦めます…』

□『長距離部…ダメだろな』


『キミ有馬記念が最長距離…うん論外』
『でも……走ろうと思えば頑張れますよ』
『シャワーさんなんか一週間寝ないで働いてるよそれにほら□キャスト先輩女の子なのに徹夜マージャンで牡馬潰しちゃったんだから』
『はぁ』
『スタミナが必要なのよウチはさ□あそこ行ってみなKISHOUNAN』


□『怖いなぁ…』


『あぁなんだよテメー』
『マックイーン部長の推薦で』
『あの白塗りステイヤーがんで…あんたなんか事件起こした事あんの』
『いや…特に』
『レグルスはゲート出ないしさウインディは噛み付き魔モーションは…頭イカれてる』
『ちょ先輩ヒデェ』

『じゃあ…僕…これから事件起こしますから□』
『マジエアグルーヴってクソアマいるべ』
『はい』
『ヤッてきて』
『無理です』
『消えろ』


□『僕はどうしたら……仕方ない…ブロンズでバイトしよ』

『G1を6勝なにがどうイマイチなのよ』
『でも…優柔不断なローテだし同じ名字ならタキオンが売れてるしイマイチすよ』
『バカにしに来たあのね…この店はG1に縁が無いけど…人気があるからやっと生き残れたメンバーで経営してるんだよそれを6回も勝ったキミを雇える訳ないでしょ』
『はぁ』
『ナリタトップロードも雇う予定だったんだけどさ…菊花賞勝ってるだけで落としたんだから帰りなさい』


□『タマ取るか…センBARしかない』
センBARとは会員達が通うバー……俗に言うオカマバー

『あら新馬かしら』
『いや…』
『好きな牡は誰かしらぁ』
『レガシー姉さんはコタシャーン一筋でしょ(笑)』
『イヤンイヤンクラウンの意地悪??それは禁句ょ』
『姉さんはジャパンカップ勝ったのょ□』
『クラウンだって勝ったじゃないょ』
『イヤンイヤンシークレットは誰』
『アタシアタシはさ…長距離一筋ょ』
『イヤ??ン□スタミナ自慢が好み誰よ誰よ』
『ホットなシークレットょ』

『帰ります…』


『はぁどうせオレなんか…どこにも入れない半端モン□このまま退会しよ…』

『んんん……なにを落ち込んでんのょ』
『会長…いや……入る部署が無くなってしまって』
『んん…キミは……半端モンなんかじゃないのょ……オールラウンダーってやつ』
『オールラウンダー』
『んんん…それは立派なちょうちょ……しょうちょ……長所なんだょ』
『会長□』
『……オールラウンド部を…作りなさい』


会長の鶴の一声でオールラウンド部門の部長となった□


『よーし会員を集めるぞ芝・ダート・海外に短距離・長距離なんでも走れる馬???集まれ??』





□








『こら???』

なかなか出来る芸当では無い