名馬会ダョ全員集合?『忘れるな…俺は三冠馬だ』

天下の7冠馬…副会長□

『ラモーヌ会長の蹄鉄をあれ程無くすなと言っただろ』
『ゴメンなさーい泣き虫副会長』
『ナチュラルめ…言いふらしよって…』


そんな副会長より先に三冠馬になった会員がいるミスターシービーである□今日も中長距離部の友達と一緒に帰宅


『はぁ今日も終わったかぁ…最近疲れるなぁ』
『俺らのトシはキツイなカツラ変えたんだよ俺わかる』
『お前は昔からカツラ集めてるよな』
『係長カツラギさん行きませんか』
『ブルボン…今日は疲れたょ俺』
『なんすか?今日はチケットもサニーも一緒すよ□行きましょうよ』
『金無いぞ俺ら…割り勘な』


5頭は行きつけの居酒屋「野山」へ


『乾??杯□□係長もカツラギさんも最近なんか元気無いすよ』
『チケットも俺らのトシになりゃわかるさ…』
『係長もまだまだこれからっす』
『その呼び名だょ…原因は』
『えっ』

『俺は…史上3頭目の三冠馬なんだよ…最初はみんなチヤホヤしてくれてさただ…次の年にアイツが入ったろ』
『副会長すか』

『そしたらどんどん追い抜かれてさアイツはあっという間に部長から副会長だよそんで…今やブライアンがクラシック部の部長になっただろ……ディープもチーフになってさ気がつけば…まだ係長のままだよ』
『落ち込まないでくださいよ?俺もまだ平ですよ2冠止まりだから』
『俺なんかダービーだけだから給料安い安い』

『俺は実際に副会長を倒した事あるんだぜ』
『あれ副会長ってギャロップさんに負けただけじゃないんすか』
『バカ言うなよ俺が勝ったJCじゃ3着だったわ無かった事になってるけどな…今じゃすっかり俺も中長距離部のお荷物よ』

『なんだよなんだよ揃って落ち込んでよ』
『大将大将は儲かって良いよな?』
『儲かっちゃいねーよ?俺の親父ってのが外国から来てな見た目悪くてな…最初は犬じゃねーかなんてバカにされたのよだからこの店もよ…最初は苦労したんだ』
『そうだったのか』

『今じゃガリバーも店持ってな?ギャロップは「アイツは泣き虫」って暴露本出したらしいし…みんな頑張ってるよだから逆境に負けんなよシービーさんょ』
『大将…』

『まあ最近はアンタらしか客が来ないから厳しいよ見てみろよ…この前□なんとかってゆう不良グループが看板に落書きしやがってよ』

『大将も大変なんだな』

『ジャヴーちゃん「野山トースト」お願い』
『喜んで』


『サニー□野山トーストってなんだ』
『係長知らないんすか隠れメニューすよ』

『親父がよく作ってくれてなぁこんがり栗毛色に焼けたパンの真ん中に…真っ白な生クリームをビッシリ付けてな□親父の味よそういえばシービーさん親父さん元気か』

『まだ歌手やってるよ……年甲斐もなく…』

『TTGってまだ歌ってんのか』
『また新曲出すから聞いてやってね』

『係長なら一曲お願いしますよ親父さん譲りの声が聞きたいな』
『サニーマイクマイク』
『待ってました』

『ちょっとだけだぞ』



ニンジン酒?しみじみ飲めば?しみじみとぉ?

そんな会話を外から聞いていた部長のナリタブライアン
『くぅ?泣ける…まさか係長がそんな事を…』


次の日


『今日からクラシック部の新部長はミスターシービーさんです』
『えっブライアンどうしたの』
『申し訳ありませんでしたシービーさんこそが部長にふさわしい』
『いやいやなんなんだよ』
『「野山」の落書きは僕が責任を持って消します』
『なんでブライアンが』




□

『オメーが犯人かちゃんと消すまで帰さねーかんな』
『ったく……アマゾンめ…』


いろいろ苦労します…名馬会(笑)