名馬会ダョ全員集合?『副会長の異変』

それは前日の事いつものようにイライラしながら仕事を終えた副会長

『まったく…どいつもこいつも…』

□ガタン

『くぇっ』


そして今日


『昨日さぁまた間違えたょ…副会長の7冠の所を1冠って書いちゃった』
『お前怒られるぜぇ?あっ副会長だほら謝ってこいよ』

□

『副会長昨日はミスをしまして申し訳ありません』
『おはようミスハハハ?間違いは誰にでもあるよ僕は数字にこだわらないタイプだからさ』

『バブル……副会長だよなあれ』
『ジェニュイン…お前ツイてるよ…』


『みんなおはよう今日は良い天気だね仕事に精が出るねラモーヌちゃん今日も可愛いね』
『副会長…昨日はブスだって…』

パカッ…パカッ…

『□んんん……おはょ……蹄鉄…蹄鉄……』
『会長おはようございます蹄鉄ならお履きになってますよ』
『あらま……ボケちゃったのかにゃ…』
『何をおっしゃいますか会長はまだまだお若い憧れでございますので』
『…つい最近…コーヒーに毒入れてたのに□どうしたのかしら』


そう…副会長は頭を強打し……良い性格の好青馬になってしまったのだ


『みんなニュースだよ』
『シャトルどうした』
『ダート部にヴァーミリアンって新馬が入部するらしいよ』
『だからなんだ』
『コイツがさ…G1を9勝だってさ』

『9勝カネヒキリお前どうしたんだっけ』
『僕は…強制的に6勝にさせられました』
『ハハハじゃあ入会も出来ないかもな』


□

『はじめましてヴァーミリアンです』
『噂をすれば久しぶりだな』
『カネヒキリまた一緒に働けるなどうすりゃ良いの』
『会長には挨拶した』
『もちろん□何も聞いてなかったけど』
『なら副会長室に行きな』

□

『かわいそうに…』


トントン

『ハイどうぞ』
『はじめましてヴァーミリアンと言います今日からお世話になります』
『あぁキミが新馬のG1をたくさん勝ったとか』
『はい9勝です』
『凄いいや?僕も7勝なんだけどね?素晴らしいねよくぞ名馬会に来てくれたね』
『いや?そんな□副会長を呼ぶ時は副会長でヨロシイんでしょうか』
『ボクよりG1勝ってるのキミにそんな呼ばれ方恥ずかしいなぁ…シンちゃんで良いよ』



『どうだった』
『良い方じゃないかシンちゃん』
『シンちゃんお前殺されるぞ』
『そう呼べってさ副会長って堅苦しくて嫌みたいだよ』

その話題が会員全部に広がり……

『頑張ってるフジキセキ君』
『はい□シンちゃんの指導のおかげです』

『オペラオー君さすがキミは7回もG1を勝っただけあるね仕事が早い』
『僕7勝で良いんすかシンちゃんが6勝にしろって』
『そんな事言う訳ないじゃないか』

『キミはいつ見てもキレイだねナチュラル愛してるよ』
『げっ…あっ…そうかしら…』



名馬会に平和な時間が訪れた……かに見えたが
し幸せは長く続かない…


『今日も一日終わったあっ…危ない』

ガタン

□




『シンちゃんに書類渡すの忘れちゃった?』

トントン

『シンちゃ??んすんませーん書類渡してませんでしたよね?□』


『誰が…誰がシンちゃんだぁ』



『痛っあなたがそう呼べと…』
『貴様許さんぞなにがG1勝ち9回だ今すぐ6勝に修正しろ』
『そんなぁ…』
『嫌なら退会しろ私は皇帝様だ

□

『緊急放送ジェニュイン今すぐ副会長室に来い私は数字のミスだけは許さんぞ』



やっぱり副会長はこうでないとね□

『ワシも……シンちゃんじゃ』