名馬会ダョ全員集合82(忘れないで下さい)

目立つ存在も居れば…地味な存在が居ます

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『なぁヴァー』
『なぁヴァーって呼び方やめてくださいよ』
『ミリアンって顔じゃねーだろよウチって全体的に副会長から評価低いよな』
『…僕なんて…2番目に嫌われてんですから』
『相変わらずボーナスは無いしさ?ヒキリなんか文章ミスで減給だよ』


理由は簡単である……事実上並んでしまった馬がたくさん居るから


『俺もヒキリも7勝……6勝だしつかさ?お前なんで名馬会に来たの』
『副会長があんな馬だと思わなかったんすよ』
『最大のタブーを日本で唯一ヤッちまったからなしっかし笑ったよなお前が入会した日は』

『あぁ…確か頭打ってたんすよね』


しかし…ここにあまりにも地味ながら副会長に並んでしまった馬がいる


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『はぁ』
『どうしたんだよブルー』
『ブルー先輩ため息なんかついて』
『俺って地味だよね…一応さ…ドンやヒキリと同じG1勝ち数なんだよ』

『えっそうなの』
『ちょっと待てなんでお前が知らないんだよ□』
『……南部杯だけじゃないの』
『バカ野郎大賞典やJBCも勝ってるわ』
『ヴァー知ってたか』
『いや』

『テメェより先に新記録にリーチ賭けてたわまぁ今となっては良かったけど…』
『部長は知ってるのかな』


□

『ブルー南部杯3連覇でウチに来たのよね』
『えっ』


□□

『ブルーさんってJBCと南部杯の2勝ですよね』
『ヒキリ……』



□□

『なぁミツオー』
『あぁ?どうも』
『俺ってG1……7勝してるよな』
『……大賞典でご一緒しましたよねそれ以外は知りません』
『…………』



□

『そんな……俺だってG?7勝馬…地方ばっかりだからか…なぜなんだ』

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『んんん…なんじゃウロウロして…』
『会長僕は副会長に嫌われる存在なんですよねタブーを犯した馬なんですよね』
『んんん……きみ……名前は』

『ブルーコンコルドですが…』

『んんん…コンコルド君……クラシック部門は…1階じゃょ…ここは3階じゃ…』


『コ……コンコルド違いだ会長…もはや存在すら知らないのか…』


あまりにも地味なブルーコンコルド□


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『こうなれば…死ぬかもしんないけど直接…副会長』
『……なんだぁ』
『あのブルーコンコルドですが』
『新馬か』

(全然新馬じゃないんだけど)

『はいあの…僕って…G1…7勝…』

『ダート部門にはアドマイヤドンにカネヒキリ…バーミヤン』
『ヴァーミリアンの事ですか』
『名前を出すな胸クソ悪いわ貴様は見ない顔だが…どんな成績なんだ』

『南部杯を3連覇…あと…』

『3勝かちょうど良い所だなあんなクズどもに負けずに出世しろよ』
『は…はい』


嬉しいような悲しいようなブルーコンコルド