名馬会ダョ全員集合89(定年会員の意地)

毎年であるが…会員数は増加の一途□危機的状況に


『とゆう訳だ40歳以上の年寄り共を集めて来い』
『はい父上』



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『テイオー……会長を連れて来てどうする』
『いや父上が40歳以上と』
『だから貴様はバカなんだ会長をリストラしてどうする私が会長になるかブハハハハ??』
『んん……怒るとキミは…本性が出るわぃ…誰が辞めるか』
『会長冗談です…本題だが貴方たち高齢馬には…辞めて頂きたい』

『モグモグ…この干し草は…美味いのぅ…』
『ホントじゃな…美味い美味い…』

『聞けタケシバさんあなた年齢は』

『ワシは今年で20歳じゃが…』
『ウチのテイオーが22歳ですぞ年齢ごまかしは通用しません』
『だって…やる事ねーだもんで』
『じゃあ聞きますがね……会社に来て何してるんです』
『お茶飲んで…昼寝して…見て…』
『辞めろ……次はガビーさん』

『なんザマス』
『アンタの恋愛教室もう時代錯誤も良い所だ必要ない』
『ひどいザマスアマゾンとブライアンをくっつけたのはアタシザマス』
『…おかげでブライアンは大スランプだ毎日毎日フラフラです』
『それは殿方の責任ザマショ』
『うるさいカブラヤオーさん』

『俺は必要だべやデカイ心臓だし…体は大丈夫やジョージも40過ぎだべ』
『ジョージさんは気まぐれでも働く…じゃ聞きますがね……逃げ馬部門の成績が上がらないのは何故です』
『そりゃ?逃げ馬が少ないからだろさ』

『アンタが走れないからでしょうが1頭の穴は大きいんですよ…とにかく……今やどんどん新馬が入会するんですさっさと辞表書いてください』


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『寄る年波には勝てずじゃな…』
『アタシとカブラヤ殿が…部長だった時代が懐かしいザマス』
『営業成績で競り合ったもんだな…』


落ち込む昭和の巨頭…すると事件発生

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『スズカ部長またターボが…』
『また…今度は何さ』
『ウチの…売上金が無くなってます』
『…副会長に知れたら……全員馬刺しだ』
『でもスズカ部長…ターボの逃げ足ときたら……』

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『部長よ困ってんのかぃ』
『カブラヤさん…ウチの売り上げ金がターボに…』

『コイツか』□

『ターボカブラヤさん達が』

『アタシら裏道もよく知ってるザマス』
『ちょっと3頭で飲もうか?って話してたらよ』
『挙動不審の逃げ馬がいてなぁ…見たらターボだったべ』

『ありがとうございますさすがベテラン会員』


後日…


『副会長お願いがありますあの3頭をクビにしないでください』
『スズカ…もう奴らの時代は終わりだ』
『ならばこれを』


□名馬新聞 一面□

先日、名馬会にて逃げ馬部門の売上金が盗まれる事件が発生。犯馬はツインターボであり逃走したが…偶然近くを歩いていた3頭の老馬により確保された。」


『くっそジジイどもが?ありがとう』

契約延長…□