名馬会ダョ全員集合103(俺たちの夢!七光り部門!?)

優秀な親や兄弟を持つと…やっぱり苦労します


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『…タケヒデさん……本気すか』
『……セイリュウ…仕方ないよ…タイドも腹決めたよな』
『はぁ…』




『デカイなぁ』
『そりゃ選ばれし名馬だけが入れる会社ですからね…』
『じゃあ…入りますか……』


□□ □□□

『おい…兄貴だよ』


『ブライアンどうだ兄貴は元気にしてんのか』
『またオセロしたいって…まったく懲りない兄貴すよ』
『お前ら良い兄弟だよなぁ』


『タケヒデさん…早く』
『あぁ……兄ちゃん』

『んタケヒデどうしたぁ久しぶりだな』
『うん…あのさ』
『お前何してんだ今』
『……フリーター…』
『………兄貴には言ってあんの』
『…いや…』
『…痩せたなぁ?食ってんのかちゃんと』
『大丈夫…』
『これで美味いもん食えやバイト頑張ってな』

□□□

『1万貰った…』
『良かったすね……あっ弟…』

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『ディープ君?付き合って?』
『今日夜空いてる??』
『ちょ勘弁してくださいよ??あっ兄貴』

『お…おぅ』
『良い所に来たよなぁあの牝馬達の相手してよ…俺ラブちゃんとデートなんだよ』
『えっ金ないぞ』
『ったく…じゃあこれヨロシク?』


□□□

『俺も1万…』
『タイド…お前弟に携帯代借りてんの』
『……時給低くて…』
『あっ母ちゃん…』


□□

『セイリュウ何してんのよ汚い格好して』
『母ちゃん俺さ…』
『汚らしいタテ髪して…ボサボサじゃない服もシワシワで…まったくこれで何とかしなさい』


□□□

『また…』
『とりあえず…みんなの一万で飲みに行こうか』
『賛成…』


□□

『タケヒデさんって苦労しましたよね』
『上の兄ちゃんがビワハヤヒデ…下の兄ちゃんがナリタブライアン…』
『でも…タケヒデさんは弟だから俺なんか弟が三冠馬すよ…普通プレッシャーかかるの下でしょ』
『俺はデビューしてからすぐに…勝って当たり前言われて……負ければボロカス』
『みんな苦労したよな…そんで今日なんで名馬会行ったんだっけ』
『それぞれ一万貰う為じゃないですよね』

…………あっ


翌日

□

『はい偉大なる皇帝だが』
『あのぅ……』
『誰ださっさと名を名乗れ』
『名馬会でしょうか』
『私が電話に出たのだ他になにがある』

『………そのぅ…』
『頑張ってタケヒデさん』


『…間違いなら切るぞ』

『……名馬会に「七光り部門」を作って頂けませんか』


…………。


ブチッ


つーつーつーつー



□ □

『どうしたんですか大声出して』
『ブライアン間違い電話だ…七光り部門を作れと言い出すバカからな』
『……タケヒデか…』


哀愁漂うフリーター3頭□いつか出来ると良いですね