名馬会ダョ全員集合114(会長のトレーニング)

年寄りの冷や水無理はいけませんね□


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『んん……ど……どうじゃー』

「凄いカブトシローのお爺ちゃんリンゴ30キロを見事クリア」

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『んんん…んふふ…どうなもんじゃい』

老馬達の…『リンゴ挙げ大会』が流行している

『んんん……』
『んん…会長さん…会長さんもやってみんべか』
『んんん……』
『んん…無理すんなやアカネテンリュウの爺様が…ギックリ腰じゃからな』
『んん……次回…見ておれょ』




『えっお父様がリンゴ挙げに』
『んん…シローが30キロ……ワシならもっといけるわぃ…』
『あのね…シローさん達は日頃鍛えるんですよ』
『んん…ワシとて現役で働いとるわぃ…ヤツらは隠居じゃ』
『兄貴もなんか言ってあげてよ』

『良いんじゃないのお父様は言ったら聞かないから』
『兄貴…』

翌日から会長トレーニング開始

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『んん……んん……んん』


30分後


『お父様??ニンジン安かったんで……お父様』

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『んん…ん……無理し過ぎたわぃ…』
『なんすかこの蹄鉄は…重っ』
『んん…10キロの会長鉄を作ってもらった…』
『もうダメですよ51歳なんだからねぇ兄貴』

『うーん…もうちょい軽い運動にすっか』
『兄貴……』


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『んんん……良い汗じゃ…走るのは良い事じゃな』
『歩いてんじゃないですか』
『んん…現役時代を思い出すのぅ……』
『史上2頭目の三冠馬ですもんね?その脚力だからこそ今だに…』
『んん……運動したら腹減ったわぃ…』
『はいはい褒めてたらこれだよ…』


それからも仕事の合間を見つけてはトレーニング□

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『会長お茶入れますね』
『んんん…』
『はい……重いなんですかこの茶碗』
『んん……5キロあるんじゃ…』


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『会長何階ですか』
『んん…ワシは階段じゃ…』
『そんな危ないですよ』
『んんん…テイオー君…親父さんにも言っときなさい……運動が大事じゃと』
『はい…』

日に日に肉体改造を進めた会長□



『んん……これなら…シローの記録なぞ…簡単じゃな』
『なんか締まりましたね馬体が10歳くらい若返りましたよ』
『お父様試しにリンゴ挙げしてみます』

『んん…ミナガワ……40キロ用意せぇ』
『40』
『んんん……本番は50キロじゃ…記録は永遠に抜かれたくないわぃ』


そして□


『はーいお父様』
『んん…いくで……そりゃ…』
『お…お父様それは僕です』

ドギャーン



『天井突き破ってますよ……大丈夫かミホ』
『へぇ』
『んんん……どんなもんじゃぃ…』


会長の記録…だいたい500キロ
皆様は過度のトレーニングは辞めましょうね□