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2021/09/08 20:35
日本のベテラン騎手達
今日の8レースでセグレートシチーに騎乗した的場文男騎手。南関移籍20戦し実に9度の2着とゆう同馬を、ついに勝利に導いた。
逃げて差され追って味無しの難しい馬これは乗り慣れた的場さんの好騎乗。これで65歳になり初勝利となりました
的場文男騎手は晴れて史上初となる「国民年金受給」騎手となった訳だが
ふと日本に60代の騎手はどれぐらい居るか気になったので、調べてみた
有名所だと、やはり園田の川原正一騎手だろう。現在62歳でありながら、コンスタントに勝ち星を挙げており史上4位の5600勝を越える勝ち星を誇る
笠松時代にはWSJ優勝経験もあり、中央での活躍もご存知のごとく。
一時期は南関の石崎隆之騎手と共に、よくJRAで騎乗していた
まぁ的場さんの通算勝利数はともかくとして、最高齢重賞勝利記録は川原騎手が更新するだろうと思っている
南関だとミスターピンクこと内田利雄騎手。宇都宮廃止後は、日本のみならずマカオにまで渡り歩き、最後の定住地として浦和に移籍
正直、浦和移籍後は目覚ましい活躍は無いがやはり随所で見せる妙技はさすが
彼は騎乗だけではなくファンサービスも素晴らしく、パドックでの「流し目」や大井ではバンドを率いて「内田大賞典」なるLIVEで美声を披露したりした
そして昨日、今年初の勝利を挙げた早田秀治騎手。現在の騎乗ぶりからは想像出来ないでしょうが、かつての早田騎手と言えば「重賞請負人」の異名も持ち、アラブのトチノミネフジで連戦連勝したりダイコウガルダンで東京大賞典。またオリオンザサンクスでは変則3冠を達成する等、南関で大活躍
更にはジョージモナークでオールカマーを制しジャパンカップにも騎乗。現役の南関騎手でJRA重賞を勝っているのは早田騎手だけです
しかし息子がデビューした辺りから、あからさまに騎乗数は減り、重賞で馬券になったのは確かグラストップガンの大井記念3着が最後かな
今では柏木厩舎の2頭にしか騎乗しておらず、活躍は風前の灯です。だから昨日の勝利には驚いた(笑)
地味ながらも的場さんに匹敵する名手なんですよ
名古屋には馬への「殴打」映像が流れ、名が売れた丹羽克輝騎手。まぁどんな事情があれど令和時代にあってはならない事ではありますね
佐賀のキングシャークこと鮫島克也騎手は現在58歳。先日のサマーチャンピオンでは、コロナによる急遽の乗り替わりにも関わらず、JRAのラプタスを勝利に導き自身初の交流重賞優勝を果たした。還暦まで騎乗するのは確実だし、やはり今後も華麗な腕さばきを期待したい
WSJ優勝経験もあるし、中央での親子対決も観てみたいなぁ
同じく佐賀の兒島騎手や、笠松の向山牧騎手。更にはJRAの小牧太騎手、熊沢重文騎手、先日JRAの最高齢重賞勝利記録を更新した柴田善臣騎手など還暦を前に元気に騎乗している騎手は多数いる
武豊だって50を過ぎてる訳だし、みんなトシを取ってきたなぁと思える
アンカツこと安藤勝己元騎手が的場さんの3年後輩なのも驚く。「的ヤン」なんて呼んでるんですよね(笑)
考えてみればハイセイコーとほぼ同期で、オイルショック騒動の頃にデビュー。武豊がデビューした1987年には既に大井リーディングを維持していた
自分の親父が亡くなったのが65歳だったのも感慨深いです。馬上で暴れる的場さんを観ると、つくづく早かったなぁと思う
川原正一騎手が前に言ってた
「的場さんが辞めないから、俺らは疲れたも言えないし辞めにくいよ(笑)」と