チョーノと的場文男?(出会い)

俺も先月24歳になりました
大井競馬場に携わり24年かぁ(笑)


今から20年近く前
夏休みで親父が休みでも子供を置いて競馬場に行こうとする親父…そんな親父と遊びたい息子は仕方なく付いていく日曜も同じく渋谷のWINS
こんな生活をしていたので…いつからか親父以上に競馬にハマってしまった□

今となっては一人でバスに乗り、新聞を買い、いっちょ前に馬券買ってますが
親父の付き添いの頃は馬券など興味はなく…やはり競馬グッズが欲しかった今はチャンピオンズTCKなるグッズショップが出来ましたが…昔は焼きウインナーや大判焼きの間に…まるで屋台のようにグッズが売られてました
うまたせ君も居なかった時代だから中央馬やマキバオーね(笑)

オモチャ欲しさとはいえ…スポンジと呼ばれる子供の頭騎手や馬の名前はどんどん覚えていきました

当時の大井競馬場は『南関のキング』石崎隆之と『大井の帝王』的場文男の独壇場□□

的場5勝・石崎4勝・その他もろもろ……なんて一日も珍しくなく
その他の中には当時はホープだった内田や張田鷹見浩や鈴木啓之、掘千亜樹、早田秀治などの中堅
そして佐々木竹見や高橋三郎、桑島孝春などの大御所も健在で今より個性派揃い□

競馬新聞を見ると、リーディングジョッキー欄がありますよね
オレが記憶するに…90年代の南関リーディングは

1 石崎隆之 400勝
2 的場文男 300勝
3 張田京 100勝
4 内田博幸 80勝

みたいな感じだったと□

船橋・川崎・浦和でキングが量産し、大井で帝王が倍返し
結局キング逃げ切る…

これが15年以上

『いしざきさん…まとばさん……どっちが強いの』

何て質問してたのかな?当時の帝王は今では信じられない程の信頼感と安定感大井以外で騎乗しないのに…常にリーディング2位になる脅威の存在でした
もちろん大井競馬場リーディングは20年明け渡す事はなく


キングはキングで…馬柱に名前があるだけで

『石崎から相手探し』

が鉄則何の不安も感じず…それを当たり前のようにヒョイヒョイ勝つ□
二人が人気になろうもんなら…穴党は複勝しか妙味が無い

どちらかと言えば…当時から帝王はズッコケ芸もヤラかしてました□
出遅れて届かなかったり…前が塞がり慌てたり……落ち着きが無いのは今と変わらず(笑)
対照的にキングは、冷静沈着……全てを先読みし計算慌てる周りも気にせず気づいたら先頭でゴール……
まさに精密機械のような人でしたね□


さてチョーノ少年どっちを応援するか
これが不思議と帝王寄りになったんですね?□

『赤い服はまとばさん…ピンクと緑のいしざきさん』

覚えるのが簡単だからかもしれませんが…
やっぱりいつも2位ってゆうね□どこか応援したかったし□
当時から人気は帝王の方がありました穴だらけの人間味ある騎乗だし…喋ればナマリが凄いし□
もちろんみんなキングの凄さを認めながらね□

今じゃ二人ともチンパンジーだかニホンザルみたいな顔ですが
20年前はカッコ良かった特に帝王はキリッとした顔つきでね

石崎さんと的場さん大井競馬場オンリーになっていきます

そしてチョーノ少年…人生最大の…そして生涯のベストレースを生観戦する事になります□続く