名馬会ダョ全員集合145(追悼・ショウワモダン)

皆さん覚えていらっしゃいますか若干7歳ながら…なんともオジン臭いあの馬



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『ついに自分にもこの時が…7歳と未熟な自分に……勤まるかどうか』
『ねえモダン君どんな輪っかにすんの?』
『冬の最新モデル出たらしいよ軽量化したんだってさ』

『申し訳ありませんが自分…そういった流行りの類いには疎い所存でして』

相変わらず若い会員からは浮いている

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『んん……ん?んん…んん』
『会長だ恐れ多くて言葉が出ない…』
『んん…ショウガゴハン君…』
『はっはい』
『んん…ショウガゴハン君で…あってたか…』
『はいショウガゴハンです』
『んんん…輪っかを付けるそうじゃな…』

『はい7歳とゆう若さで恥ずかしながら』
『んん……最近はみんなコロコロと…新しい輪に替えたがる□ワシらの世代は…一生身につけるのが当たり前だったもんじゃ』
『自分もそう思います輪っかの機種変など…おかしい』
『んん…しっかり選んでくるんじゃよ□』
『ありがたきお言葉』

いざ輪っか申請所へ□

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『あの…17時に予約したショウワモダンです』
『お待ちしてましたさぁ中へ』

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『うわぁこれが先輩方の輪っか…素晴らしい』
『皆さんここで申請なされました』

『これが「会長輪」かぁカブラヤさんマルゼンさん…タケホープさんの輪っかまでこれはTTG…』
『……あの…お客様』
『申し訳ない』

『こちらがデザインになります冬の新作はこちら軽量化で付け心地がよろしいかと』
『……くだらない』
『そうしましたらこちら多少お値段は張りますが、折りたたみ式でして…』

『申し訳ないですが自分が一生付き合う輪っかです自分で決めさせて頂きたい』


1時間後


『「華麗なる輪」も捨て難いが…やはり…よしスイマセン』
『…はいお決まりですか』

『この…ニッポーテイオーさんと同じデザインを』
『いやぁ…これはもう』
『昭和63年…昭和最後の安田記念を制したニッポーテイオーさん安田記念とゆう舞台素晴らしきあの時代を…ニッポーさんと同じ輪っかで自ら肌で感じてみたいのです』
『失礼ですが…お客様7歳ですよねでしたら最近の…』
『黙れ何が平成だ何が最近の流行りだ最近の若いヤツは』
『……では特別注文いたしますゆえ少々時間を頂きます…出来たら郵送致しますので』
『すぐにニッポーさんに見せるんだぁ楽しみだなぁ…では』



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『ちょっと今の馬帰った』
『はい何か』
『あの輪っか…ニホンピロウイナーさんの間違いよ』
『えぇ??ニッポーテイオーさんはまだ…』
『また新馬のバイトがミスしたのよ』
『同じナ行だから…』


数日後

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『どうですかニッポーさん今日届きましたニッポーさんと同じデザインにしました』
『…………。』
『安田記念馬の大先輩と同じ輪っか感無量であります』
『………。』
『あれ今日はニッポーさん輪っかは』


『まだ死んでねぇ????』

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ショウワモダンのご冥福をお祈りします□