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2023/10/12 18:01
的場文男騎手 デビュー50周年
的場文男騎手が10月16日にデビュー50周年を迎える事になりました。
野球、サッカー、バレー、バスケ、、世界にはあらゆるスポーツ競技があれどどの世界においても50年現役を続けるって事は異例中の異例だろう
17歳でデビューしたのが1973年。今や伝説的な名馬となっているハイセイコーと同期に近く、的場さん自身目の前で見ていたそう
ハイセイコーの鞍上は兄弟子の高橋三郎さんで、三郎さんのように名馬に乗れるようになりたいと思い努力した的場さん。
日本一の勝ち鞍に到達したとは言え、決して順風満帆でもなく若手の頃は全く期待されてイなかった。誰よりも早く起きて、誰よりも多くの調教をし、馬の世話の数は他の騎手の倍以上
そうして地道に頑張ってきた。
高橋三郎さんから大井リーディングを奪取し、クラシック制覇を果たし、カウンテスアップで東京大賞典制覇。竹見さん、桑島さん、本間茂さんら先輩達と凌ぎを削る
90年代からは船橋の石崎隆之騎手とのライバルストーリーを展開、20年に渡り続いた「石崎、的場時代」を幼少期から見れたのは俺の財産でもあります
石崎さんから全国リーディングを奪取し名実ともに日本一の地方騎手となった的場さん。
その後は弟子の内田博幸、戸崎圭太の台頭によりリーディングを明け渡すも、若手の壁となり立ちはだかる存在に
50代に入り、口癖のように「あと何年乗れるかな」と話しながらも毎年毎年勝ち星を重ねていき、気付けば60歳を過ぎて7000勝を達成
2018年に竹見さんの記録を塗り替えてしまった。
そこからは緩やかに成績は下り坂を辿り昨年は28勝と実に46年ぶりに30勝を下回る事に(笑)
やる事は全てやったと言わんばかりに、ハングリーさが見えなくなってきた最近だが、やはり乗るだけでは気が済まないのも的場文男でレースになれば今でも勝利に向かって燃えている
当面の目標は、川原正一騎手に塗り替えられた最年長重賞勝利と来年からは交流になるが、東京ダービー制覇になるんだろう
現実を考えればかなり厳しくのは明白だが、常識を覆した的場さんだけに期待はしたい
「もうトシだし辞める」
「60までは無理」
「100勝てなくなったら辞める」
「関係者に迷惑かけたら」
「ダービーが最期の宿題」
「辞めたらただのオジサンだから」
毎年毎年、言う事が変わる的場さんだが、今日のコメントは
「乗れる限りは、挑戦を続けたい」
だった
凄い人です