名馬会ダョ全員集合192(皇帝の幼き頃)

人に歴史あり…馬にも歴史あり□

副会長邸

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『貴方テイオーの幼少期カワイイわねぇ』
『ぷっ…バカが全身からにじみ出てるな』
『…』
『テイオーが赤ちゃんの頃ねぇ?』


23年前…

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『ちちうえちちうえあちょぼあちょぼ』
『黙れ私はクラシック部門の部長だ仕事が山積みなんだぞ』
『ははうえ??』

『貴方ぁ?テイオーは子供ですよ少しは遊んでくださいな』
『…コイツは三冠馬になる為に産まれたんだ遊んでないで調教しろ』
『まだ当歳ですよ』
『ふん…』

□

『なんちゅう育児ですか…』
『私の努力を貴様はふいにしたがな』
『あら貴方の小さい頃の写真ようわぁ?』
『可愛いであろう』

『ブッ飛ばしたくなるような生意気ヅラよ』


31年前…


パーソロン) □

『おいで?ルー』
『まってょ?ちちうえ?』
『アハハハ??追いついてみろ?』

『…うぉあああ?』

□□

『ルー…お前ってヤツは…』
『ブハハ??しゃんかんばになる??』

そんな副会長も小学生になる


BAD+F7F7 私立 優駿小学校

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『ビゼンニシキ君また100点だなおめでとう』
『ありがとうございます』
『次、副会長くん…もうちょっと頑張ろうか』
『おべんきょは嫌いだぃ』

□ □

『おいルーまた0点かよお前』
『…文句あっか』
『オカベさんに乗ってもらうには…特待生になんなきゃねまぁキミには無理だね??』



『痛いな』
『次は生かしておかないからなぁ』

勉強苦手な副会長は…母のルナに教わった

□ □

『ルーちゃん何が苦手なの』
『さんすう』
『ママが教えてあげるわニンジンは何個』
『ふたつ』
『こっちのニンジンは
『ふたつ』

『合わせて…いくつ』
『よっつ』
『ほら出来たお利口さんね?』

こうして…少しずつ算数を覚えていった

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『副会長くん…ランドセルにニンジン入れて何してんの』
『先生ニンジンがあればさんすうが出来るんだ』
『あっそ…』


「3+3=□」

『ニンジンが…3つと…3つで……6だふふっ』

「8+2=□」

『ニンジンが…足りなくなった…輪切りにするしか…』

「53+20=□」

『…53だと…みじん切りか…』


「300+400=□」

『…ウェイ消しゴムと鉛筆貸せよ』
『何すんのさ』
『スズパレード消しゴム貸せ』

□ □

『副会長くんクラス中の消しゴムを切って…何をしてるんだ』
『消しゴムが…548…550…』
『コラ辞めないか』

バサッ…

『…せっかく550まで足したのにわかんなくなっただろ先生のバカが』




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『まさか父上…今だにニンジンを』
『…電卓くらい使える』

誰にも苦手なモノは必ずあります