竹見さんの本

先日ブックオフを散策滅多に本って読まないんですが…たまには

スポーツコーナー←（まるっきり）
プロレス関係にしようか…ブッチャーの自伝とか興味あるし（笑）

でも手に取ってみたのは佐々木竹見さんの
『鉄人と呼ばれて』
とゆう本□


中央で『タケ』と言えば無論…武豊ですが
草競馬ファンのタケと言えばササタケ…

『佐々竹』←この表示に懐かしさを感じた方もいらっしゃるかと□

佐々木洋一騎手との区別の為に用いられたと思うんですが『佐々木のタケ』『タケミ』あるいは経緯を評して『竹見さん』

竹見さん→桑島さん→石崎・的場→内田→戸崎…とゆう歴代のリーディングの系譜
俺が大井競馬場と出会った当時は既に一線からフェードアウトしていて全盛期の彼は体感していません…しかしまぁ親父□をして

『草で１番は佐々木のタケと高橋サブの時代だろな…』

と言っています

南関東に君臨した胴赤・黄山形一本線の歴史を知りたくて購入


誕生→騎手になるまで→リーディング→ケガ→７０００勝→引退……
人間不思議なもんで興味がある事は楽しく読み進める事が出来るモノです

柴田政人さんや加賀武見さんと同郷とゆうエピソード
そしてライバルにして親友の『サブちゃん』高橋三郎さんとの秘話
シューメーカーをはじめ世界の一流騎手との接点


自分が知らない時代の南関競馬の事も知れて面白かった
ちょくちょく見れる写真…昼間開催なのに大井の場内は満員時代だなぁ〜

竹見さんの言葉を見て印象的なのは、赤間さんや松浦さんの先輩はもちろん…遥かに後輩の帝王やキング、安藤騎手らに対しても『さん』付けで書いてある所
いつも腰が低い竹見さんらしいなぁ〜と感じる所

本の中で印象に残ったモノを抜粋


『馬乗りは天狗になってはダメです、どんな大レースを勝とうが自分の腕だけで勝った気になったら、それ以上その騎手は伸びません』

『レースに勝ったら「ありがとうございました」負けたら「すみませんでした」』

『馬の背中に乗る時もいたわりの気持ちが大切です、馬上に上げてもらったら鞍に軽く手を置きお尻を上げたままにして、馬が歩き始めてからゆっくり腰を下ろしていく』

『メンコ、耳当て、ブリンカーの類は嫌いでした。馬の耳の動き表情などから探ることができなくなる』


『天才』は南関だとかつての森下博騎手や今だと町田直希しかし竹見さんも、普通の人じゃ不可能な事を簡単にやってのけてる天才騎手□幼い頃から馬と過ごしていたからかなぁ

やっぱりこの時代の地方競馬は馬も騎手も個性派揃いで良いです
帝王と竹見さんは…正反対の人間
でもメンコの所なんて帝王も同じ意見だし昔は道具じゃなく騎手の腕だけで馬を教育してたんだ

まぁ天皇の前でもズーズー弁のバカジジイですが（爆）


１０５円で凄く有意義な時間を過ごせました