名馬会ダョ全員集合２５０（アンバー大将の暇潰し）

アンバー大将この日は暇みたいです

「社台系居酒屋 野山」

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『大将〜今日は寂しいですね』
『なぁ〜にこんな日もあらぁーな』

『料理は美味しいしジャヴーさんはキレイだし…良い店』
『そりゃあオメェ〜長い間やってるからな』


さすがに懐が深い


『オメェさんに…ちょっと豆知識教えてやろうか』
『はい』
『数を勘定してみな』
『イチ…ニ…サン…』
『一つ二つって数えんだよ』

『一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ九つ十』




……………



『気付かねーか』
『はい』
『鈍いねぇ〜〜オメェは』
『一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ九つ十…』

『そこだそこ十って言ったろなんで十に「つ」がねぇのか…』
『知りませんよ』


『これにはよ…グスン…悲しい話があるんだ涙なくては語れないよ……もう一度数えてみろ』
『一つ二つ三つ四つ五つ…』
『そこだ五つ…イツツって言ったな』
『はい……』

『昔はな「イツ」って言ったんだよ…ただコイツが欲張りでよぉ十のツを取っちまったんだよ』
『……。』

『十もたまんねーやなメンバーの中で「ツ」が無いのはコイツだけだからな』
『メンバー』
『五が欲張ったから…コイツだけツが一つ多いんだそれから十はバカにされた』
『大将なに言ってんすか』

『いくつですか三つ可愛いね〜八つ大きくなったね〜……十にはツが無いから…』
『普通に１０歳って言いますよ』

『キミいくつかなトォ……これは寂しいだろオイオイ』
『なら……五が十にツを返してあげれば…』


『バカ……今さら言えねーだろよ五にも立場があるし…返された十も胸糞わりぃやな』
『あの…そろそろ帰ります…』
『だからな…十に会っても…「ツが無いヤツ」なんて言っちゃダメだぞ』
『熱ありませんか大将』

『見て見ぬフリすんだ…世の中にはな…そうゆう不条理があるんだからお前もそのうち解る…（涙）』
『……大将飲み過ぎですって…』
『兄ちゃんよ……』
『はい』
















『お前…誰なんだ』
『…なにを今さら』

お相手は皆様がご想像してください□