地方競馬はヤラセかガチか

騎手を辞める理由を書こうと思います。
辞めようかなーと思いだしたのは出走手当てが下がったくらいの頃だったと思います。

出走手当てが下がったことにより連闘が増えました。
連闘で馬を使うとやはりガタがきます。
完調な馬なんて少なかったと思いますよ。
やはり自分の中で加減して乗ってました。
信じて馬券を買ってたファンの方すみませんでした。
やっぱり自分は思いっきり乗りたい。
しかし出走手当てで稼がないと馬は処分。
そのためには無理をしてでもレースを使う。
故障するリスクが高くなる。
思いきった騎乗が出来ない。これでいいの？これが競馬なの？
しかし裁決はちゃんと乗れと言う。
脚を気にしている馬に鞭を入れないといけない… 荒尾の最後の方は１完歩を祈りながら乗ってましたよ。折れないでって。




昨年廃止された荒尾競馬の騎手が２月に書いたブログを抜粋しました
これを見た時は…改めて溜め息
このブログを八百長暴露とまで言われ…彼の伝えたい意味が全く違う方向に
地方競馬全体の問題であり、今後も問題になり続ける実情。

しかし彼のブログの文章を八百長暴露ではない
地方中央問わずに歴史上で八百長事件は事実として残る

でも動物を使って１００％の八百長なんて不可能で、プロレスじゃあるまいし台本がある訳じゃない
残り１００mでＡが伸びてＢが下がる、外からＣが来て二着…こんな芸当は不可能



だからといって地方競馬はガチ勝負かと言われればそうじゃない
闇の部分は数知れずですが…

１レース辺り…好調と呼べる状態の馬は大井競馬場だって半数にも満たない残りは皆…ヘトヘトでボロボロ
最大手の大井がこれだから他地区の馬は酷い
人間で言えば全身に湿布を貼ったりギブスをしながら走る集団である

この何とも言い難い状態は『結果が解った中でのガチ』と言える


書けば書く程…悪いイメージしか沸かない

問題はそんな状態でレースに使わなきゃいけない現状
客が減る→賞金を安くする→出走手当が下がる→稼ぐ為には数を使うしかない→連闘→故障→休養→復帰……

所詮出来損ないの馬達｡走れなくなるまで走るのは地方競馬の宿命…




どんな馬にも投票する客は居る
ハナから回るだけの馬に命の次に大切な金を投資するのは…応援馬券を抜きにして考えれば、ギャンブルとゆう観点から離れちゃいないか
それでも競馬とゆう興行に参加する以上、新聞紙面に『ソエが酷くマトモに走れません』『脚がガタガタです』なんてコメントは載せれない

ボロボロなのは人気馬だって例外では無いです｡使い詰めれば体調は悪くなる…
南関の人気馬は半数近くが新聞の印とファンが作った「空想」の人気馬でしかない

１倍の人気馬が無抵抗で下がって行くのは…決してヤラセでは無いクラスの壁など細かい事より、走れない体になってるから
だいたいは３戦程回るだけのレースを続けます
下級条件になればなるほどこの傾向は強まります


この波形な体調はうまスタと同じ□２０％でも開催があれば走らなきゃならないのは地方馬だけ…例え人気を背負っても


ケガをしながらも…出走手当の為に走り続ける馬５０kg以上ある人間を乗せて走るんだから…過酷
俺が中央の予想して当たらないのは当然
同じ競馬と言えども…全く違うフィールドにあるのが地方競馬□
強い馬を探すより……ちゃんと走れる「勝負馬」を成績や騎手の乗り替わり、距離などから推理する

Ｍｒ．ＴＣＫ大井競馬場を愛してるし…今後もごひいきに観戦して行くでしょうでもね…



キャンターでゴールする後方の馬を見て…いつも複雑な心境になるんですよ

※南関の裏の部分は触れずに□（笑）