名馬会ダョ全員集合２６２（大物の末っ子が来たョ）

名馬会に一本の電話が




♪めいばめいばめいば♪めいばめいばめいば…

『はい〜（株）名馬会です……はい？』
『なんだぁ間違い電話なら怒鳴ってから切れ』
『日本語が不自由な方で』

『ヤツか…電話を貸せ』

『☆♂♪↑↓&♭☆』
『海外の大物…貴様日本語わかるんだろに』
『♀×♂＝♂♀★☆』

『なんの用だ頭に来るヤツだな』
『副会長…ここは僕が』
『なんだディープ』

『パパ〜ディープだよ』
「…私の末っ子を名馬会に入れてくれ。今日面接に行く」
『末っ子？まだ走ってたんだ〜』
「９歳と若い…働けるはずだ……」
『あの…副会長にも日本語で喋ってよ』
「アイツは…いけ好かん…」

ガチャ

『ヤツは…私に嫌がらせをしてるのか』
『いやいや緊張してたらしいです』


そして午後


□□□

『んん…大物の子は久しぶりじゃな…』
『まだ残っていたんですな〜』

トントン

『入れ』

『失礼致します』
『んん…まず自己紹介を…』

『わたくしアクシオンでございます』

『んん…履歴書を…ふむふむ』
『鳴尾記念と金杯……今すぐ帰れ』
『んん…この手のタイプは…出番が無いぞ』

『お願いします！父の末っ子の僕…名馬会に入って父の花道を』

『んん…あの綱引きでの…恩があるしのぅ□』
『あれは近隣の店の手助けがあったからヤツ１頭の手柄ではありません』

『お願いしますよ〜〜〜』
『ここ最近の着順はなんなんだフタ桁着順ばかり並べおって』
『９歳で…』
『年齢は言い訳にならん１０歳でも走るヤツは走る末っ子だか何だか知らんが貴様のような駄馬が入れる会社ではない』

『（涙）…噂通り敷居が高くなったんですね…』
『んん…グルベーグの前なら良かったじゃろが…』

『札幌記念１３着…引退レースでたった１頭しか……ん？ロジ…』
『どうかなされました？』
『…貴様の後ろに走っていた馬は…』

『ロジユニヴァースですが？』
『２年ぶりで勝ったと聞いたが？』
『僕の遥か後ろを走ってましたよ』
『それは…確かか？』
『はい』



『ピンポンパンネオユニヴァース至急副会長室に来いピンポンパン』

『んん…何を騒いどるハゲ』
『ヤツは私を騙したのです…面接は終わりだ』

バタン


□□□

『んん…お父さんの日本競馬界への貢献を踏まえ……キミを入会させよう』
『ありがとうございます…しかし副会長さんが…』
『んん…明日には忘れとるから安心せぇ』



□ □

『なんですか？副会長』



『うぅ…』
『貴様ぁこの皇帝を騙すとは…どうゆう事だぁ』
『……あれはロブロイが勝手に』
『黙れ』


アンタが悪いアクシオンお疲れ様でした□