名馬会ダョ全員集合２６３（追悼ゴルトブリッツ）

新馬が入会した



□□

『…暑いなんとゆう暑さだ』
『副会長〜お小遣い無いんですかぁ？』
『ユキチャン…貴様は私から金をふんだくる為に秘書になったのか』
『ラモーヌさんはよく貰ってるし…』
『私は会長とは違うんだ』

□

『父上〜〜』
『バタバタ走るなまた骨が折れるぞ』
『ダート部門に新馬が入るらしくて、５歳の若駒らしいですよ』



□□□

『んん…面接ばかりじゃな』
『ダート部門なら良しとしましょう』
『んん…５歳か…若いのぅ』

トントン


□

『失礼します〜』

『なんだ貴様は…呼んでないぞ』
『面接をするように言われたんですが…』

『んん…ゴルフ…ブリッコ…』
『ゴルトブリッツと言います』

『なんだその輪っかは流行りのファッションとやらか』
『いやぁ〜この前急に付けろって電話が…』
『まぁ良い履歴書を見せろ…』


『んん…ダートでなかなかの活躍じゃな…』
『Ｇ１は帝王賞だけか…５歳まで何をしていたんだ』
『なんて言うか…やっと成長したって言いますか』

『んん…これからじゃろうに□輪っかなど付けよって…』


『ん？ブハハハ〜〜解ったぞ貴様が名馬会に来た理由が』
『あの……はい？』
『しかし今時珍しいヤツだなブハハハ〜〜待ってろ待ってろ』

スラスラスラ……

『ほれ』
『なんすかコレ』
『私のサインだこれが欲しかったのだろ』

『いや違いますけど』

『…仕方ない…金が発生するぞ〜』


□□ パシャ


『どうだ？ツーショット写真』
『あの…僕は』

『んん…そこのうっすらトンカチ…』
『…』
『んん…気づかんのかキミは』

『僕は…副会長様の事は存じ上げません』
『なっ…貴様…なんの為に来たんだ』
『じつは先日…』





□

「カイバだぞ〜ブリッツ」
『あざーす♪あれ…イマイチ味が薄いな…塩あります？』
「やめとけよ〜秋に備えて体壊したらどうすんだ」
『味が薄いすよ』
「ダメだお前はこれからダート界背負うんだから」


『けっ…モグモグ……マズいなぁ…あっ♪リンゴが落ちてる』



『食えるよね……モグモグ…うめぇ〜〜』

３０分後



『うっ腹痛い…うぅ〜〜ダメだこりゃ…イタタタタ』
『なぁブリッツ〜そこにあったリンゴ知らない？』
『ランフォルセさん…』
『腐ってんだよあのリンゴ』

『完食しちゃったぁ〜〜腹痛い〜』





『てな訳で…』
『んん…腹を壊して輪っか申請か…』
『そしてココに…お恥ずかしいばかりです』

『ゴルトブリッツ…』
『はい？』
『さっきの写真の金一枚１０００円だぞ』
『貴方が勝手に撮ったんですよ』


ゴルトブリッツのご冥福をお祈りします□

※一部、不適切な内容が含まれてた事をご容赦くださいm(__)m
決して故馬を侮辱している訳ではございません。