ボンちゃんブラちゃんの歴史

本日で大井開催も終了戸崎が開催１６勝こりゃ凄い！中央の試験前…必ず休めよ

自分はこのハンネでお察しの通り、プロレスやボクシングも大好きですかつて新日本プロレスで藤波辰爾と長州力の戦いを古館アナが『名勝負数え唄』と名付けました。


我が南関においても名勝負数え唄が存在しますボンネビルレコードとマズルブラスト□

本家は先輩ながら年下の藤波に対し、ジェラシーを燃やした長州が怒りをぶつけたのが発端(台本)なんで、意味合いは違いますが

通算成績はボンネビルレコードの１２勝７敗

ボンちゃんブラちゃんの初対決は、何と７年前の羽田盃まで遡ります…
互いに大井・船橋でデビューしクラシック戦線に乗りましたディープインパクトが居たように南関は怪物シーチャリオットが三冠確実と呼ばれ、ボンちゃんブラちゃんはあくまでも伏兵扱い結果も３着５着
ダービーも３着４着で、ブラちゃんが連勝シーチャリオットが故障し中央からカネヒキリが参戦したＪＤＤはボンちゃんが３着と奮闘して先着

その後先に出世したボンちゃんは黒潮盃→東京記念と連勝し、一躍大井の大将となります
０６年には大井記念でブラちゃんがボンちゃんを抑え優勝、この年の帝王賞で初めてボンちゃんが５着に入る

０７年の金盃を手土産に中央に移籍したボンちゃん□ブラちゃんは頑なに南関一筋…常に中長距離を支える存在に
この年中央馬として帝王賞を制覇したボンちゃんに比べブラちゃんは交流重賞では足りない印象

翌年にかしわ記念→日本テレビ盃と交流重賞を勝ったボンちゃんとの差は広がるばかり

時は流れ２０１０年、さすがに８歳になり衰えが見え始めたボンちゃんが大井に再転入□再び同じ土俵に
やはりボンちゃんに分があり大井記念でも２着し、帝王賞ではカネヒキリとクビ差の３着対ブラちゃんに全勝します
しかしこの年は何度もチャンスがありながら、ついに勝利出来なかったボンちゃん
ツキに見放されたか２０１１年になるとガックリとボンちゃんが衰えます急に反応が鈍くなり全く前に進まない
対するブラちゃんは自慢の先行力に陰りが見えず、ついには大井記念を４年ぶりに勝利□
衰えたはずのボンちゃんも帝王賞では４着に入り、６年連続の掲示板入りで意地を見せる
しかしサンタアニタトロフィー・東京記念もボンちゃんに先着し完全に形勢逆転何やら競争馬の神秘さを見た


今年に入りお互いに１０歳…同期カネヒキリ・ヴァーミリアンはとっくに引退し、中央じゃディープインパクトやハーツクライが種馬として活躍する中で２頭は揃って現役

春はブラちゃんが連続４着し早くも現役続行の権利を得るなど、健在ぶりをアピール
対してボンちゃんは苦手な寒い時期とは言え平場オープンで、掲示板を外す…


ところが大井記念で…あのトレードマークの『白メンコ』から緑メンコに変わったボンちゃんが４着に入り権利を獲得すると、その後も３→５→５着と奮闘
対してブラちゃんは７→７→６着と元気が無くなる

通算１９回目の対決になった東京記念でも着順は一つ違いでしたが、最後まで伸びたボンちゃんに比べ…完全に歩いたブラちゃんはもう限界の様子
これは暖かい時期も関係ありますが帝王賞やかしわを制した底力の差と感じますミツオーやカネヒキリ、ヴァーミリアン・フリオーソ、スマートファルコンと渡り合った経験値に尽きる

今後も２頭が現役でいるうちは対戦回数は増えるでしょう自然と走るレースも限られてきますから

ただ定年が伸びたからって、回るだけの内容でダラダラ走らすのは…この２頭の功績を考えると、歓迎出来るモンじゃない

あと個人的にボンちゃんには白メンコが似合う