Ｍｒ.ＴＣＫの『マイルグランプリ』全馬分析

開催も三日目が終わり、雨で多少は変わりましたが『外差し馬場』は続き、特に５〜６部所で普段は脚が止まってしまうような馬が差し切る場面を目にする

では分析


1-01 スマートインパルス
昨年「南関最大の上がり馬」としてB３から一気に重賞ウイナーの仲間入り。今年は一息ながらリフレッシュ明け２戦目の東京記念を制す。一気の距離短縮は得意のマイルだけに心配無し。問題はエンジンのかかりが遅いだけに…内回りの舞台で脚を余さないか

1-02 ブリーズフレイバー
デビュー当初から１１秒代を叩き出し怪物と騒がれた逸材も…今だに重賞未勝利。更にA２条件の為に適当なレースを使えず遠征の連続で気の毒な所。センニならまだしもマイルでは、割引が必要

2-03 トーセンルーチェ
人気先行だった昨年の姿から脱却し、金盃・大井記念と連勝して今や南関を背負う存在に。しかし東京記念は休み明けとは言え惨敗…大雑把なタイプで内回りマイルもマイナスとなるが、今や条件どうこう言える立場では無いはず

2-04 マニエリスム
クラーベセクレタ出現以前は南関３歳牝馬最強と言われた逸材で、昨年の東京プリンセス賞を制し実力を証明。今年に入ってA２特別を快勝し５７キロ＆外枠だった前走も立派。力関係は微妙でも、活きの良さだけで突破も充分有り得る

3-05 トーセンゴライアス
中央から転入し、春には連続掲示板で目処を立てた。しかしジリ脚で、いかにも長距離向きの馬…速い流れのマイル戦では追走すら厳しい

3-06 エプソムアーロン
中央から転入後は連戦して惨敗の繰り返し。短距離や長距離で試行錯誤していますが…正直「売り切れ転入」であり、天下り中央馬のお手本的存在。参加賞

4-07 ボンネビルレコード
帝王賞・かしわ記念と２つのG１を制した大井の大将。昨年からのレースぶりは後ろを追走し…直線で何頭交わせるかとゆう勝ち負けとは疎遠の内容で、今や名前と人気だけで現役を続ける状態。反応とスピードが衰えた今…内回りマイルで通用するはずがない

4-08 ラインジュエル
Mr.TCKの追っかけ馬であり…まさに無事是名馬の鏡。８歳牝馬ながら今年もゴーディーを負かすなど健在ぶりをアピール。内回りマイルは絶好の舞台ですが…斤量があと２キロ軽ければと残念な気持ち

5-09 ドリームライナー
中央時代にワンダーアキュートらと差の無い競馬をしていた実力馬。頭打ちになり転入。川崎マイラーズの伸びは魅力を感じるし、器用に立ち回れそうな所も好感…ただ半年近い休み明けは、減点材料

5-10 フジノウェーブ
０７年ＪＢＣスプリントをはじめ数々の金字塔を打ち立てた南関の英雄。ズブくなった今は、ＪＢＣ路線から過去３度の連対を誇るマイルＧＰに切り替えたのは良い判断。しかし今年好走した２戦は内枠をソツなく回った結果であり…そこまでの評価は出来ない。１０歳秋のウェーブが簡単に重賞を勝つようだと、お先真っ暗が正直な気持ち

6-11 ピエールタイガー
岩手ダービー馬として南関に移籍し、A３〜A２クラスを連戦連勝。初の重賞だったサンタアニタを２着するも、しかしその後は不可解な連敗。特に二戦目は見るも無惨な負け方…しかしムーンライトカップでは、別馬のごとし圧勝で、前２走はどうやら体調面と展開が原因。引き続き内回りマイルは絶好の舞台なだけに期待したい１頭

6-12 ヒシカツリーダー
アフター５スター賞で２年半ぶりに復帰し第二の戦場を南関に定めた。一度使ったくらいでは一変は考えにくく…８歳秋の馬に中央時代の走りを期待するのは酷

7-13 ナムラブレット
浦和の冨田厩舎に所属しながら、穴を空けたのはいずれも大井とゆう個性派。前走は浦和で４着と不調を脱した印象。右回りに戻り、ヤネも最近は人気薄を動かすだけに不気味な存在

7-14 ディアーウィッシュ
南関東において「ムラ馬」を絵に書いたようなその走り…この馬ばかりは、まともに走るかどうか直線に向くまで解らず取捨に困る。内回りマイルは適性条件

8-15 ケイアイゲンブ
A２特別を勝ち、重賞で人気になり惨敗…このパターンを昨年から繰り返すあたり、完全に壁に当たっている印象。もう一押しが効けばタイトルも手が届くんですが…現状では厳しい

8-16 ジェイケイセラヴィ
かつてスプリンターズSに出走した程の馬で、８歳になり南関に転入。初戦のアフター５で６着なら今後の期待を持てる所…ただマイル実績に乏しく使った上積みを考えても厳しい…もとより重賞で勝負出来るヤネじゃない

予想は明日