名馬会ダョ全員集合２８６(カノヤちゃんの名前)

ある日の事


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『組長も…セールのニンジンくらい自分で…おっ♪あれか』

「さぁ〜残り１本だよ〜ニンジンが安いよ〜」

『へへっ♪いただきぃ〜』

ガシッ

『貰ったよ！』
『待ちな姉ちゃん…これは俺が…あらっ？』

『欲しかったら追い付いてみなよ〜〜』

『なっ…なんて可愛い牝だスピード…』

メガワンダーは毎日毎日スーパーに通った

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『あっ…あの時の』
『えへへ偶然だね…』
『この辺に住んでんの？』
『まぁね…』

そして


『メガワンダー君って無愛想だけど…牡らしくって好き』
『カノヤちゃんもとても牝馬とは思えねぇ』
『どういう意味よ』
『いやいや』

『ねぇ〜メガワンダー君の家行っても良い？』
『えっ…いや汚いし狭いよ…』


□

『なぁにぃ〜〜？彼牝を連れて来るだぁ？』
『へぇ…ですから組長…極道とバレないようにお願いしやす』
『オメェも住みに置けねーな…よし解った』

ピッ

『テメェらカタギの馬らしいから…頼むぞ』
『へぇ！』


そして…


□ □□

『ここ…』
『うわ〜〜大きい屋敷…でも初めてじゃない気がする』
『まぁ入ってよ…ただいま〜』


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『これはこれは…遠路はるばるわざわざ…ありがとうございます！このような汚ぇ場所ですが…何卒よろしくお願い申し上げます』
『組長…やり過ぎ…』

『メガワンダー君って大家族なんだね〜』


□


『お客馬…どうぞお座りくだされ』
『はい…お父様ですか？』

『あっしはサクラ組２代目…』
『組長』
『へぇ…メガワンダーの父でござんす』

『立派な家ですね〜前に何度か来た気が…』

『テメェやっぱり！どこの組の…』
『バカ野郎スーパーオーお客馬に失礼だろが！！しかし…あっしもどっかで見かけたような…』

『カノヤちゃん…とりあえず何かして遊ぶ？』
『うん…』
『…親父トランプかなんかで遊ぼうよ』

『花札しか知らねぇ』


トントン


『誰だぁ？』

『組長〜〜帰りやした』
『バクシンオーかテゾロの野郎はどうなった？』
『半殺しに次は沈めてやりやす…お客馬ですかい？』
『あぁ〜何だかメガワンダーが彼牝連れて来てな』


『あの野郎も一丁前に……』


□□ □


『バクシンオーさんお帰りなさいあっカノヤちゃんこちらは…』

『お父さん…』
『お父さん！』

『メガワンダー…彼牝てなぁ…こいつの事かい』

『えっ…はい』
『オメェ…ちょっと……表出ろや』



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□ □□

『カ…カノヤちゃん……下の名前は？』
『ザクラカノヤザクラよ』
『早く言ってよ…』


『やっぱりカノヤのお嬢じゃねーかい♪思い出したぜ立派になったから…解んなかった』
『組長…早く言ってくださいよ…』

『カノヤオメェはもっとマトモな牡を見つけろバカ野郎め』


暴走族と付き合ってる親父に言われたくない