フリオーソの引退

近年のダート界は四天王と呼ばれる４頭が君臨した
スマートファルコン
トランセンド
エスポワールシチー
フリオーソ

いずれ劣らぬ名馬であり…その全盛期は数々のファンを熱狂させたまた全馬それぞれに個性的で良かった

スマートファルコンと言えば…後々には伝説になるかと思える地方の連戦勝ちも勝ったり重賞は１９勝もした。ただ馬が弱かったとは思えず…あの「逃げて差す」とゆう近代的なレースには南関馬では歯が立たなかった。おそらく未来永劫破られないであろう大井２０００のレコード(馬場が異常)

トランセンドは対象的になかなか地方には顔を出さずに、言わば「表舞台」で勝ち星を量産スマートファルコンとのマッチレース大井競馬場を舞台に、凄いレースを観た

フリオーソは２歳のデビューから船橋所属。生え抜きとしては最後の交流G1馬ヴァーミリアンとゆう目の上のタンコブ…そしてカネヒキリ・エスポワールシチー・スマートファルコン…不遇の時代と言えば言い訳だけどそんな超一流馬を相手に南関を守り抜いた

エスポワールシチーが最後まで第一線で活躍したのは意外で衰えたとは言え…やはり底力が凄い左回りマイルでの強さは圧巻だし、この馬も間違いなく超一流のダート王だった



しかしこの２０１２年□四天王の時代は終焉を迎えようとしている
スマートファルコンの引退、フリオーソの慢性的な脚部不安…そして左回りマイル意外で勝てなくなったエスポワールシチートランセンド…

ダート王の世代交代はどこか悲しげに感じる
芝より長い活躍期間があり、衰えも緩やかと言われるダート界ただそれが第一線の舞台となると…交代劇は突然やって来る

アブクマポーロやカネヒキリ、スマートファルコンのようにどこか「王者」のまま引退する馬も居るが…
『元祖いじめっこ』アドマイヤドンの最後も哀愁があった…明らかにズブくなり、反応が悪くなる……最後のかしわ記念は見る影も無かった
ファストフレンドはオグリキャップ記念だったか…断然人気を裏切った後、ついに復活する事は無かったメイセイオペラも連覇を狙った帝王賞で惨敗…急激に馬が変わってしまった

さらにアジュディミツオーやトーシンブリザードのように怪我に泣いたケースもあり強さを知るファンは復帰後のレースは観たく無かったはず


最も衝撃と言うか…悲しい感情を抱いたのがヴァーミリアンで□おそらく憎い相手でしか無かったはずのこの馬
引退レースのＪＣＤで直線を待たずに後退した姿……暴君のように地方馬を蹴散らした馬とは思えなかった


エスポワールシチーは船橋マイルや南部杯辺りなら勝ち負け出来るでしょうが…地方ばかり走るような馬じゃないし醜態をさらすだけになる
トランセンドだって世界を極めた馬川崎競馬でバタバタになった姿は寂しかったもう引き際を考えてほしい


だからこそフリオーソの引退は、南関を愛する身として賢明な判断と思ったボンネビルレコード、フジノウェーブの高齢化や新鋭の不在で…完全な一人横綱状態では無理も無かったか
中央にも遠征し…満身創痍で戦い続けた昨年から慢性的な屈腱炎を発症し、満足にレースを使えなかった１年遅かった気がするけど…とにかく無事に競馬場を去ってもらいたい

大賞典がラストランフリオーソは頑張ってはいけない体だから
ただ希代の名馬の最後の舞台…

馬券は買えなくても大井には行く理由が出来たとゆう事
名馬会が最終回に近付いていますが…予定を代えて自分なりに、フリオーソの想い出を書いていきたいと思います