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2012/12/07 20:54
フリオーソの想い出(史上最強の外敵)
フリオーソに対する次の期待は、地方馬初のJBCクラシック制覇
4連覇を狙ったヴァーミリアンが回避し、サクセスブロッケンやトランセンド、エスポワールシチーも不在…これはもうフリオーソがどう悲願達成するかに期待がかかった
レースは大外からスマートファルコンがハナを主張フリオーソは無理に並びかけずに番手追走スマートファルコンをいつ捕らえるかだけ
だがおかしい…向正面から戸崎の腕は動きムチが入る気合い付けとは明らかに違う
勝負の3コーナー縮まると思った差は更に開くばかり
そのままスマートファルコンが7馬身差で圧勝した
前走乗った武豊が抑えて競馬をしては持ち味が出ないと、この作戦に出たフリオーソは対応出来なかった
JBC制覇の夢は絶たれた…でも船橋は紛れがあるコース武豊に、まんまとやられただけさ
大賞典なら大井でどうにかなる南関ファンにとってJBCは『武の策がハマッただけ』の印象であった
大賞典当日は生観戦しました帰ってから見たけど、CクラスでAクラス並みの時計が出る異常な馬場になっていた
こんな高速馬場では当然勝つのは、逃げ馬ばかりで予想もあったモンじゃない…
馬場も手伝い人気はスマートファルコンとフリオーソが集めた浦和記念で試走なんてナメた真似して…大賞典をバカにされちゃ困るんだよな
今度はフリオーソとて楽に行かせはしないリベンジを信じて観戦
JBC同様に逃げるスマートファルコンに番手フリオーソ、バーディバーディやアドマイヤスバルと言った中央馬が続いた
凄まじいペースでレースは進むボンネビルレコードら地方馬は追走で脚がバタバタに
直線…詰まりそうで詰まらない差フリオーソも懸命にジリジリ伸びている…でも差し切る脚は無かった
勝ちタイム2分00秒4……あのミツオーが作ったレコードが2秒更新されたアドマイヤスバルまでがレコードを更新したのだ
砂と凍結防止剤の『奇跡の融合』により生まれたとされる…異常馬場それにしたって、こんなタイムを叩き出すなんて
家に帰り、改めてスマートファルコンのウイニングランを観ながら
『この馬は南関を壊す化け物かもしれない』
と感じた
翌年の川崎記念は有力勢が不在で、フリオーソの公開調教になりました□
新たなる敵の出現により…王者となった期間は「5ヶ月」だったけど、フリオーソは常にチャレンジャーだったから□この図式が似合う
2月には久しぶりの中央遠征
芝スタートや遠征での戦績で…2番人気。そりゃ俺だって無印だった
行き脚つかずに後方待機…腹を決めたデムーロがいざ追い出すと、坂を越えた辺りから鬼脚を披露
フリオーソの強さを再認識したと同時に、無印の評価は謝罪の気持ちが一杯になった
中央のダート王と呼ばれたエスポワールシチーを倒す事も、フリオーソにとって悲願
舞台は船橋のかしわ記念エスポワールシチーのベスト舞台だから…これは倒しがいがある
エスポワールのまさかの出負けで場内がどよめき、武豊ラヴェリータが逃げる…だが番手はフリオーソじゃなかった
高知グランシュヴァリエがラヴェリータに並びかけて行く
大井の帝王が見せた…後輩戸崎に対する援護射撃だった□
レースはフリオーソがラヴェリータを捩じ伏せ、エスポワールシチーを抑えて優勝〓地元で初めてG1を制した
粘りに粘ったラヴェリータを観るに…的場さんの作戦が無かったらと思った所
あの的場文男が援護射撃を進んで受け持ったあたり…フリオーソは船橋大井の枠を越えた、南関の星なんだと再確認□
さぁ帝王賞…化け物を倒さなければ
続く