フリオーソの想い出(満身創痍…そして)

かしわ記念を制し、次なる目標は帝王賞
でもフリオーソの体は満身創痍だった…屈腱炎を発症し回避
心配はされていましたフリオーソ…中央遠征なども含まれていたし体へのダメージは人知れずあったんだ
久々にフリオーソ不在の帝王賞は史上類を見ない悲惨なモノになった…


明け９歳のボンネビルレコードが大将格、マグニフィカやシーズザゴールドやタートルベイら南関重賞で勝ちきれない馬ばかり…
レースはスマートファルコン→エスポワールシチー→マグニフィカ→バーディバーディが先団□残りは第2グループと言える別次元のレースをした
ずっと観てきたけど、こんなレースは初めて

マグニフィカが力尽き…ボンネビルレコードが何とか４着に追い上げたが、スマートファルコンからは２秒離される
この時「中央対地方」とゆう根底の考えは覆えされた

アドマイヤドンやヴァーミリアンは確かに強かった…でも、この絶望感は感じた事はない…
逃げて伸びる馬スマートファルコンはそうゆう馬だった


更に悲惨だったのが生観戦したＪＢＣ帝王賞を越える情けなさで、スマートファルコンとトランセンドが２頭で走り…まるで勝負を捨てたかのように地方馬がグルリと回ってゴールしたのだフリオーソの離脱がこれだけ大きいモノであったとは
そしてＪＢＣ３レース・大賞典では…ついに１頭とて掲示板に乗らないとゆう異例の事態に


『地方馬なんかいらねーじゃん』

隣の男性が言った言葉は忘れられない…反論したい……でも今の現状は残念ながら彼の言う通りだ

フリオーソはＪＢＣ・大賞典も不参加で…予想以上に深刻な故障であったのは見て取れた
復帰は今年の川崎記念まで延び…スマートファルコンと１年ぶりの対決フリオーソに化け物と同等に走る気力は無かった
４コーナーで息切れし３着を守るのがやっとダイオライト記念では距離不安があるにしても、完全に歩いてしまい５着……距離や展開を言い訳にするようになっては、フリオーソも「並み」の馬になってしまった証拠

かしわ記念にも出走したフリオーソエスポワールシチーの名前があり久々の対決ボンネビルレコードを除けば、周りを見ると初めて見る名前ばかりで、時代の流れは確実に押し寄せていた…

レースは戸崎がハナを叩き主導権を握る
まだまだスピードは衰えていない…そんな見方も出来るが、この逃げ戦法は昔のフリオーソであり、本格化以降は番手からの横綱相撲が定着していたはず
逆に言えばエスポワールシチーらを相手にするには…文字通り逃げの手しか今のフリオーソには出来ないと取れた
４コーナーでエスポワールに捕まり無抵抗で下がって行く…２着だけどその内容は、ヴァーミリアンに良いようにヤラれていた若い頃のフリオーソの姿だった

そしてまたしても脚部不安で帝王賞を回避…そのまま現在に至り、先日調教試験を受けたとのニュースが
船橋ではなく、大井コースで長めに行った辺り…それなりの格好は付けたいとゆう陣営の考えでしょう
そして年内の引退が同じ火曜に発表された…


おそらくフリオーソに余力など無いここまで走らせてしまった南関にも罪があると思う

中央に対して負けない馬作りバカにされようが…交流戦の醍醐味は「中央対地方」とゆう考えは曲げるつもりは無い

第二のフリオーソの誕生□彼の功績を無駄にしない為にも一刻も早く、対等に戦える状態を作らねば
昔はこんな馬が居たよ…じゃなく、これからも交流重賞は続くのだから



今はフリオーソが、ただただ最後のレースを無事に走り切る事を願っています
希代の名馬への感謝の気持ちは…

２９日まで取っておきます
自分なりにフリオーソの想い出を書いてみました□

完