名馬会ダョ全員集合２９５(会長の決意)

それは突然…




□□ □

『会長本会議でございますが…』

『んん…そうかぃ…準備は進んどるかぃ』
『電話中でしたか』
『んん…最後の舞台じゃ…盛大にやりたいのぅ□ではな』

ガチャ

『会長…最後の舞台とは？』
『んん…ラモーヌちゃん…気にしないで…さぁ行こう□』
『はい…』

本会議


□

『さぁ会議を始めるぞ！もう中身の無い話は辞めろ貴様らは日本競馬界の発展の為に働いてるのだ』

『オメェの話が長ぇんだよ□』
『シービー部長…アンタは毎回毎回なぜタメ口なんだ！』
『何十回と言わせんな□俺・が・年・上……だ』
『…毎度の口喧嘩など付き合ってられん！』


(んん…本会議もこれではのぅ)


『副会長♪最近は名牝部門に部員が増えてますわそろにドンナがＪＣを勝ちましたしそろそろ昇給を』
『グルーヴ部長部員が増えてんのは中長距離だろ〜』
『オペラオー君とこは…ただ数がたくさん居るだけよ！』

『待てよ□去年三冠馬出たんだからクラシック部門だろが〜』
『ダートだってたくさん活躍馬出てるし』
『待てよ待てよ〜』


(んん…口を開けば金だ金だと……)



□□

『見てよこのつぶやきチョーウケる』
『マジぃ？きゃはははは〜』


(んん…会議中に…ツッタカターで遊んどる若駒)


□□

『キャバっすか？良いすよ』
『やっぱSundayが１番良い牝いるよな』


(んん…給料は全て牝馬遊び……)


『つまり！貴様らの役目は…これからの競馬界の為に』


(もはや…ハゲの言葉も心に響かん……さて)

スッ……パカッ…パカッ…パカッ


『会長会議中ですよ？』
『んん…ラモーヌちゃん…副会長を会長室に呼びたまえ…』


□ □

『副会長…会長がお呼びですが…２頭で話したいと』
『老いぼれが？…フフッ…ついに私が会長か』
『ありえません』




□□□

『失礼します話とはなんですかな』
『んん……ある…弁当を開こうとな』
『弁当ならば出前なりコンビニなり』
『んん……冗談だクソハゲ』
『…』

『んん…イベントじゃよ□日本競馬史上…最大のな』

バサッ


『なっ…これは名馬記念ですと！』
『んん…出走馬は…決まっとる…ユーザー推薦枠と…チョーノ君が選んだ馬じゃ』

『…なぜ会長の名前が？これはゲートボール大会ですか』

『んん…ワシも走る』

『ブハハハ〜〜〜歩くのもおぼつかない会長が』
『んん…キミも参加しなさい□いつも怒鳴ってばかりで…身体がなまっとるじゃろ』
『しかし私が走っては…２着を争う大会になりますぞ』
『んん…３１のハゲが…よくも言えたな』
『会長も５２歳でご立派な無茶をなさる！』

『んん…キミと一度走ってみたかったんじゃよ…』
『…会長…』
『んん…最初で…最後じゃ』

『では…会員達にも伝えて参ります…』


蘇る…あの感動