名馬会ダョ全員集合３００(名馬達よ永遠に)

『逃げるシンザンとルドルフ！ここから坂がある…あぁ〜〜外から凄い脚凄い脚！トウカイテイオーがやって来た』

『なんだと！』
『テイオーさん…』


□

『でぇやあああ〜〜！！』

『テイオーの野郎□ヤツのどこに力が残ってるんだ…』
『あ…あれが奇跡の馬』
『まるで…あの走りは…』

「トウカイテイオーだトウカイテイオーだ！一気に３番手集団に並んで来た〜！しかし坂が待ち受けるぞ〜」


『僕は一生父上を超えられない…そして父上は誰にも負けない強い馬だ……でもそんな父上が負けて納得するのは…僕だけのはずだ！』
『テイオーさん』

『病気の父上…命懸けで出走した…僕があんな事を言ったから……無理をさせてしまっただから勝たなきゃ僕が勝って…父上を楽にさせてやりたい…何が…何が心臓破りの坂だぁ〜〜！』


「ぬ…抜けた〜〜トウカイテイオーが抜け出した〜！２大巨頭に一気に迫る」


『テイオー君…私たちの牙城を…むっテイオー君…なんとゆう眼だ…凄まじい気迫』

『はぁ…はぁ…何しに来た…泣き虫のガキが…』
『シンボリルドルフ…貴方は凄い馬だ……誰にも負けない無敵の皇帝だ』
『そうだだから…貴様ごときに負ける訳にはいかん！』

「ルドルフがまた伸びる！頭一つ出たか！これが皇帝の底力！しかしテイオーがすぐに追い付く…突き放す力は無いのか」

『だけど…貴方の時代は終わりなんだ…早く体を休めるんだ…もうその体で走るのは無理だ…』
『……』
『これからは俺が引き継ぐ…競馬界に輝いた…シンボリルドルフとゆう馬が…どんなに凄かったのか…僕がいつまでも語り継いで行く！』

「脚色はテイオーが良い！世代交代なるのか〜」


『お前ばっか良い格好すんな』
『新時代の旗手は俺様だ』

「そう簡単には行かせない！オグリキャップ、オペラオーがいる…しかしここでミスターシービーが苦しい…シービーが苦しい」

『ハァハァ…けっ…脚が上がらねぇ…』


『シービー…部長…はぁはぁ…』
『シービーさん！また父上に負けて良いんですか！このマグレ三冠馬め！』


『へっ…ガキにまで言われたか…全く気にくわねぇ親子だぜぇ！！』

「いやいやシービーは沈まないぞ〜！懸命に食らい付く驚異の３２歳」

『アマゾン大丈夫か…』
『…輪っか…テメェも老けたな』
『アマゾン…』

『アタイが愛する牡はな…そんな弱くなかったってんだよ！！』
『くっそ〜〜〜！』

「アマゾンが伸びればブライアンが伸びる！相思相愛の夢物語だ」

『もうすぐだ…３着こそ最高の勲章！』
『近代競馬の象徴はオレだ〜』
『見ててよミドリ婆ちゃん…メジロの魂は俺が守るよ〜』

「誰を実況すれば良いんだ！当然だ！18頭全てが名馬！」


『強くなったな…テイオー』
『父上…』
『ふっ……』


「あぁ〜っとシンボリルドルフがここで後退だ！皇帝が脱落して行く…ルドルフ時代の終焉だ」


『終焉だと…見えないのか？感じないのか！ほら…見えるだろ…父上は！僕らのずっと前を走ってる！』

『□…見える…あの野郎の汚ぇケツがな』
『解ってる…俺らは力だけじゃない…全てを越えなくちゃならないんだよ！』
『名馬は永遠に語り継がれまた誕生する！俺らがしっかりしなきゃ』

『そうだ…それで良い(涙)』

「シンザンの脚も止まって来たぞ〜後続が一気に押し寄せた〜」



名馬は私たちに…元気をくれた


「残り５０だ！」
「リャイアン！」


感動をくれた…勇気をくれた


「並んだ！…並んだ！」
「リャイアン！」


強くて…格好良くて…


そんな名馬が…みんな大好きだったから…


「横一線でゴールイ〜〜ン！勝ったのは…」



名馬会のお話はこれでおしまい□


２年に渡り、ご覧頂きありがとうございました□これからも名馬は誕生します…その時は、頭の片隅で、この会社の事を思い出してください


『勘違いするなよ…私はわざと負けたんだ』

完