さらばボンネビルレコード(最後の意地)

３月の東京スプリング盃でフジノウェーブが復帰すると聞いて、メンバーを見渡していたボンネビルレコードの名前があり驚愕…センヨンなんて走れるのかよ
レースは最後方を追走し直線だけで６着とゆう内容
「まだチャンスあるね」

何を寝言言ってんだと的場さんのコメントを見て小バカにした…
案の定、平場オープンで中古品の中央馬に離された６着→かしわ記念は参加賞の８着と、観てて可哀想になったそこらの南関馬なら構わないが…G1馬の晩年では無いよこれは

この頃からトレードマークの白メンコから、緑メンコに変わった個人的には白メンコが好きなのに…
大井記念□当日は生観戦し、この日はメインまで３戦３勝と絶好調♪予想も決まりパドックで…いつ引退するかも知れないボンちゃんを写メする
横でカメラを回しているのは南関魂とゆう南関東競馬のブログを書く、ライターの高橋華代子さん

出走各馬にカメラを回していたが、彼女のボンちゃん好きも有名
うん…華代子さんもボンネビルレコードに心動かされる南関フリークだ

時間は過ぎ本馬場入場…すると一目散に走る女性達が居た

「ボンちゃんが出てくるよ〜」

へぇこんな方達も居るんだなぁ〜と思ってビックリ
ファンファーレが鳴る…また驚く


「頑張れよボンちゃーん」
「単勝買ったよボンネ〜」
「的場〜勝たせてやれよ」

勘弁しろよ〜９番人気の１０歳馬…もう忘れられた存在と思っていたボンちゃんは、今も変わらず…大井の大将だった〓
レースはやはり後方で動けず…絶望的な位置で直線
トーセンルーチェが抜け出し、馬券の的中の為には２着を探すべきなのに…いつしか俺はボンちゃんを探した
ふと見れば大外から猛追するボンちゃんの姿が(涙)

「ボンちゃん…もうちょい！」

４着に入り、現役延長の掲示板確保を達成した
本線的中より…これは感動した

勢い付いたか次の平場オープンで２年ぶりに馬券圏内の３着
その後は帝王賞に参加せず、想い出を噛み締めるように大井の重賞を皆勤するフジノウェーブとの対決、自身が０８年に制したかしわ記念、２年前に復帰初戦に選んだ大井記念とゆかりの深いレースばかりだった
７年前に勝ったサンタアニタトロフィーと東京記念
内回りマイルのマイルグランプリにも初参加

その全てを大外から差を詰めて５着的場さんも外を回す辺り、勝たせる競馬ではなく…安全な大外を伸び伸び走らせる競馬に徹した
しかし人気を背負っては凡走を繰り返す若駒に比べボンネビルレコードが未来の南関へメッセージを送っているように思えた


俺に抜かれるようなら出直して来い
馬場や枠を言い訳にするな
お前らに大井は任せられん


この頃から的場騎手が、「１０歳なのに立派だよ」「この斤量はかわいそう」とゆう言葉を発するようになり、本心としては休ませたいとゆう気持ちが強いんだと感じました

勝島王冠１０着の後…先日、東京大賞典に登録したと情報が
ここで薄々感じた…的場さんが庄子厩舎所属から騎手会所属(フリー)になっていたし、今のボンちゃんなら大晦日の「おおとりオープン」のはず…予想は当たり、引退が発表された
現役を延長したのに引退？とゆう方も居るかもしれないが…ボンネビルレコードとゆう希代の名馬が、掲示板狙いで定年を延ばす姿など…見たくもないのが本音
だいたい着狙いの指示を受けようが、人気馬を負かしに行く男に…こんな騎乗を続けてほしくない


共に戦った年下のフリオーソも同じくラストラン□この２頭が退くまで後継者は現れなかった。頑張ってくれた…いや頑張らせてしまったが正しいか…これは南関の多大なる重罪である

とにかく無事に…大好きな大井競馬場で走ってもらいたい
カネヒキリ・ヴァーミリアン・ブルーコンコルド・エスポワールシチー・サクセスブロッケン・スマートファルコン…こんな強い中央馬達と凌ぎを削ったボンちゃん

今後は誘導馬になるそうなったらなったで…闘志に火が付くんじゃないか？

大井競馬場と言えば的場文男
的場文男と言えばボンネビルレコード
黄金コンビは決して忘れない

２９日は会いに行きます…
これを書いてる段階で泣きそうですがね

完