走れ！優駿学園２(燃えよドラゴンな新入生)

見慣れたこの光景□


(学校は表示されないので)

□□□

『…本日は新入生が来ると』
『んん…気のせいか…ワシはこの展開を以前にも…』
『…この後ドアを叩く音がして…私が…』


トントン



『入れ……やはりか』

□□

『失礼します』
『ジャングルポケットか久々だな…貴様のガキは』
『どうも久しぶりに優駿学園にお世話になります…』
『んん…お父さんは元気かい？』
『えぇ配送業でソコソコ』

『無駄話は良いさっさと座れ！面接だ』


□


『んん…名前を…』

『ふぅ……はぁ……しゅ〜』
『んん…フーハーシュー□』
『コラ校長先生に名前を言うんだよ！』
『ふぅ……炎の…ドラゴン…』

『炎のドラゴンだぁ？履歴書には違う名前が書いてあるぞ』
『こら…ちゃんと名前を言えよ』

『んん…良い良い…緊張しとるんじゃろ□』
『この学校を選んだ理由は？』

『ふぅ……精神を鍛え…己に打ち勝つ…そして…』
『ポケット…アホなのかコイツは』

『すみません…どうにも緊張して…』
『んん…では何か長所はあるかのぅ…』

『はぁ……京都での…大賞典修業…私は４年に渡り…』
『…ふざけるのも大概にしろ貴様どんな教育をしてきたんだ』
『一応あの…菊花賞を勝った事が』
『最後の１冠だけか…フン…駄馬だ駄馬！』

『ふぅ……駄馬とは…』

『んん…立派じゃよ□G1馬に変わりはない』
『校長こんな精神不安定な生徒が居ては我が校の風評が…』

『ふぅ…風評……はぁ…はぁ…』
『ダメだ…このお二方は日本競馬界の至宝だ』
『大丈夫ですお父様……しかし…』
『えっ？』


□

『らんらんら〜なかなか男前な新入生だったわね〜私のコーヒーはお気に召すかしら』



『ふぅ……何かが迫って来る…黒く…太い脚の…何かが』

『んん…何か感じとるのか』
『…黒く太い脚？』

『ふぅ…ふぅ…皆様……離れて…ただならぬ殺気が…』
『校長・教頭とりあえず離れてください』

□□□

『ふぅああああ……はぁあああああ……』

『…なんだ』


トントン

『失礼しますコーヒーをお持ちしましたわ』


『アチョーワリャア〜〜アリャリャリャ〜ホーーゥ』

□□


『ふぅ…ふぅ…考えるな…感じろ…』



『アホかラモーヌじゃないか』
『んん…しかし大したもんじゃ…あれだけ離れてたのに…黒く太い脚と見抜くとはな□』


『…ポケット……貴様の産駒は今後の入学を考えさせてもらう』
『そんなぁ』
『毎回毎回これでは学園が破壊されるとにかく教室に入れ』

『行くぞ』
『お父様……ヌンチャクを家に忘れてしまいましたが…』
『使わねーよ！！』


オウケンブルースリ□入学おめでとう