走れ！優駿学園３(取るか取らんか寝坊癖な新入生)

何やら続々と新入生が入学して来る



『んん…んん…』
『ラモーヌウチはG1馬しか取らないと言っただろ』
『教頭〜そんな事言ったって…我が校に入学すれば先々の進路を決めやすいから、親御さんがこぞって』

『敷居を低くすれば…我が校はパンクしてしまうどこかの会社のようになるぞ』
『……』
『んん…とりあえず…このG1馬２頭は話してみょ』



□□ □□□

『…なんとも貧相なツラだな貴様ら』
『教頭〜そりゃないすよ…自慢の息子なんですから』
『ワンダーは知っているが…なんだ貴様は』

『%♀　%←＄％＋＆〜’』
『宇宙馬め…外国の生徒はいらん』
『んん…今や国際化じゃ□頭が固いょキミは』

『よーしクソガキ共まずは自己紹介をしてみろ』


『はい…アーネストリー８歳です』
『トランセンド…７歳です』

『…取り…取らん……左の貴様だけ合格だな…ブハハ…』



□



『んん…今時そんな駄洒落…子供も笑わんわ』
『……』

『アーネストリーは宝塚記念を勝ちました』
『んん□しかし昨年の成績は酷いのぅ』
『…１日も早く…この学校に入学したくて頑張りました』
『んん…褒めたモノでは無いのぅ…』

『ブエナビスタを破って優勝したんですよ〜』

『何ぃ私のブエナちゃんに勝っただとぉ来い馬刺しにしてやる』
『教頭いつから教頭のブエナちゃんになったんです』
『黙れ！皇帝に口答えか！』
『お願いしますよ〜』

『…おい宇宙馬！貴様のガキにはどんな長所があるんだ？』
『∀＋％＄%〆ヾ＆%』
『…イライラする日本語で話せ』

『僕はフェブラリーS・ＪＣＤ２勝・南部杯を勝ちました』
『んん…立派じゃ□ダートの６組には…戦った仲間もたくさんおるょ』
『やったぁでも馬混みは苦手で…』

『モマれ弱いのか…安心しろ弱々しい精神はこの学校で鍛え直す』
『んん…良かろう…２頭を我が校に迎えよう』



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『アーネストリー君入学したんだ』
『ブエナちゃん…教頭とどんな関係なの？』
『あのハゲと？別になんも無いよ』
『ハゲ…』


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『トランセンド〜おひさ』
『うわ〜フリオさん』
『オレ暮れに入学したんだ〜隣の７組だからよろしくね』
『ファルコンはどこに居るんですか？』
『……まぁそれは置いといてさ』


下校時間


『校長今日もお疲れ様でした』
『んん…はてなぁ…』
『なんですか？』
『んん…確かもう１頭居たはずなんじゃょ…』


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『早くしろオラ〜〜』
『ひぃ〜〜〜』


どんがらがっしゃーーん！！

『……どうしたカメハメハ…』
『どうも教頭オレのガキ連れて来たんすよ…寝坊癖があって』

『ルーラーシップです』



『６時間の寝坊など許すかぁぁ〜！！』

３頭が入学を果たしました