走れ！優駿学園１３(差せ差せ！鬼脚警察署)

『あっ鬼脚警察署だ』
『検挙率…全国で最下位らしいよ』


警察の信頼も今やがた落ちだが


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『こちら鬼脚警察署…野ボロですか…今すぐ捜査員を行かせます』
『立ち小便ですか？場所は？』
『とにかく落ち着いて！万引きされたのは？…もやし？』
『いつですか？自転車に鍵はかけましたか？』




□ □

『署長！なんか…事件が小さくてヤル気がもっとデカい事件無いんすか』
『事件に小さいも大きいもあるか！殺馬も、立ち小便も同じ犯罪だ』

『腰が痛ぇ…揉んでくれや』
『ヘリオスさん帰ったら？』
『今日は当直なんだ…ったく…もやしの万引きで取り調べとはな』


『署長！』
『どした？』

『オオニゲの姉妹グループで…ヒトリタビとゆう組織がありますがその参謀がコイツで』



『アンブラスモア？』

『午後１４時頃…引ったくりにあったと通報が』
『ヤツの犯行に間違いないです』
『コイツを捕まえれば！オオニゲの尻尾も掴めるわけか』

『芋づる式に、ヒトリタビの馬達も一気に』
『焦っちゃダメよハットトリック』

『まぁ〜アンブラスモア１頭なら…アピール辺りで充分だろよ』

『アピールさんはダートしか走れませんよ』
『私は芝でも走ってたわよ』
『俺も行きますよ』

『お前ら…』
『はい』
『逮捕の時は…気をつけろよ一番危険なんだからな…』
『解ってますってヘリオスさん』



そして


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『ホシを見つけました追走します…』
「焦るな逃げ馬は必ずバテる…勝負はそこからだ…ってゆうかお前声がデカイ」
『はい署長』


『ちっ…サツか今のうちに差を広げとくか…』

『署長ホシに気づかれたようです』
「当たり前だ！そんなデカい声で喋ってりゃ！行け〜〜」


□ □

『待て〜〜鬼脚警察だ』
『誰が待つかぁ』

『トリック君が追跡中…ぴったりマークしています』
「アピールお前はホシが息を入れた瞬間に走れ！」
『了解』


□

『観念しろ！アンブラスモアはぁ…はぁ…』
『へっアンタ短距離馬だろ〜もう２０００は走ってるぜ…バテてるみたいだな』
『はぁ…はぁ……オェッ…ゲホッ…』

『あばよ〜〜♪さーてと…ん？』

『待ちなさ〜〜い！！』
『まだ居たのか！くそ〜〜』

『行け〜アピールさん




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『届くか…』

□□

『届くか…』


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『届いた！』


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『差し切り勝ちよ〜〜！ブロードアピール快勝』
「アホ差し切ってどーーすんだぁ！」
『あっ…』
『アピールさんバックして！』

『エヘヘ〜〜おめーらバカ警察には捕まらねーよ〜』




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『また取り逃がしたか…』
『正確には…被疑者に追い付き…差してしまったと』
『同じだオレらは追い付いて捕まえるだけで良いんだ』
『差さずに捕まえろなんて…こんな仕事やってられっか！』
『私たちの仕事は…ここでの仕事は！差さなくて良いと言われる…そんな仕事なんですか！』

『テレビの観過ぎだ』



署長は誰なのかなぁ