セレン復帰に思う

明日行われる船橋の報知グランプリカップ□
最近の流れで…本来は川崎記念で総力を挙げて中央を迎撃するべきA１の馬が、こぞって南関重賞に出走…
もう愚痴を書きたくはありませんが、この２０１３年も『腰抜け』の情勢が続いている


こんな話は良い…嬉しい名前がデンマに載っている
セレンが２年２か月ぶりに復帰する□名前を見て、しみじみ戦績を振り返る…南関のファンならばこの馬のポテンシャルが並の馬では無かった事は誰しも認めるはず

３年前に重賞を連勝した時は、異次元の切れで当時の古豪ルースリンドやバグパイプウインド、クレイアートビュンらを子供扱いし…ヤネが石崎隆之とゆう事も重なり『アブクマポーロの再来』と夢を抱いた
自分も先行抜け出しが主流の時代に…長く使える脚でナデ切りにする姿に一目惚れ

その後、大賞典でヴァーミリアンやサクセスブロッケンに劣らぬ脚を見せ…翌年も大井記念でボンネビルレコードを退け、帝王賞でも５着を確保
中央馬相手には掲示板がやっとでしたが、成長次第では…とゆうレースぶりでした
まぁさすがにアブクマポーロと比べるのは酷ただ現在の惨状を見るに、中央勢に真っ向から戦いを挑めた…数少ない馬だったし、地元重賞ですら毎度勝ち馬が変わり…馬場や枠順で言い訳が目立つ昨今考えれば重賞の二つ三つを軽く突破出来る馬が、本当に少なくなっている
セレンのような安定株の存在は貴重でした

そんなセレンも、あのスマートファルコンが覚醒した２０１０年秋に脚を故障…連戦から来る蓄積疲労も重なり、一時は競走馬生命も絶たれるかと□
入厩→放牧を繰り返し、どこぞのダービー馬のごとく引きこもりが続きましたが…ようやく１月に調教試験をクリアし正式復帰
無事ならばフリオーソやボンネビルレコードの後継者として、活躍していたはずだしあのまま段階を上げていければ…交流G1にも手が届く馬だった
体重は復帰前からさほど変わらないらしい…仕上がったと言うよりは、多分筋肉などが無くなってるんじゃないかなこの辺りは心配
御神本を乗せてきた辺りは、それなりに格好を付けたい陣営の意気込みか…ただあれだけのパフォーマンスを誇った馬□結果次第では…引き際を考えてほしい
今は帰って来た事に拍手する段階


同レースにはかつての中央重賞ウィナーのナムラクレセントも転入初戦を迎えるトーセンルーチェや復活を果たしたシーズザゴールド…話題性はあり盛り上がるでしょうが、やはりファンが求めるのは内容と結果薄っぺらい力はもうウンザリ
昔の名前で懐かしむ『懐メロ』の場が南関競馬じゃないはずで、セレンも含めて通用しなければダラダラと走らせる事には反対です
冒頭で書いたように南関重賞が賑わっている現状は…見ていて腹立たしい限り戦う前から白旗を挙げ、２軍を交流重賞へ…主力を南関重賞へ送り込むこれは南関ファンだけでなく招待された中央勢に対しても失礼だろ
負ける事を恥じずに、自らのホームである南関４場を盛り上げる姿勢を見せない事には…対中央なんて夢のまた夢
やはりそれが出来ているのは川島厩舎くらいで、例えそれが惨敗だとしても『倒れるなら前へ』の姿勢は拍手を贈りたい

戦う以前に同じ土俵にすら上がろうとしない…
こんな恥ずかしい事をいつまで続けるつもりなのか