走れ！優駿学園１６(３とゆう数字)

あまり勉強勉強とゆう教育は好きではない


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『ディープって塾行ってんの？』
『行ってねーよ〜オレ勉強必要無いから…』
『なんで？』
『イケメンだから』

『……お前に相談したのがバカだったよ』


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『イマイチ塾か…名前は冴えないけどここにしようかな〜』

うぃーん

『はいはーい』
『あの〜ここの塾に入りたいんですけど』
『あっ…はい勉強難しい？』
『まぁ…とりあえず…格好は付けたいかなって』
『良いですよ〜あちらに講師が居ますんで』


□□□ □

『あの…』

『普通の学校で普通に勉強が出来る普通の生徒を育てる！』
『普通の学校で普通に勉強が出来る普通の生徒を育てる！』
『通信簿オール３の生徒を育てる！』
『通信簿オール３の生徒を育てる！』
『伸びるな・粘るな・勝っちゃダメ』
『伸びるな・粘るな・勝っちゃダメ』

『あの…』

『ん？』
『イマイチ塾に入りたくて来たんですけど…』

『おぉ〜〜良いね〜最近生徒が少なくてさ』
『キミ…もしかしてディープインパクトに勝ったあの馬？』
『はい一応…』

『育て甲斐があるね塾長』
『そうだね〜まぁとりあえず中に入ろうか』




□ □□□

『さっそくだがキミ〜学校は何を学ぶ場所だと思う？』
『勉強ですか』
『うーーんどうも堅苦しいな〜』

『ぶっちゃけさ…勉強なんかどーでも良いのさ〜友達がたくさん居れば楽しいじゃない』
『そう！牝馬にモテれば良いんだよ』
『勉強なんて二の次』

『ここ…塾ですよね？』

『そうだよ？そんなに勉強したいなら…ほらプリントやってみる？』


□



『どれどれ…○…○……××…○×××○○○…６５点だね』
『恥ずかしい』

『何が恥ずかしいのさ』
『６５点て…イマイチっすよ』
『それ！良い事言ったイマイチ』
『頑張らなくて良いんだよ６５点で何が悪いんだ』
『この点数見て…バカだなお前はって言われる？』

『確かに…』

『頭良いなお前…とも言われないよね？』
『はい』

『素質あるよキミは』
『ネイチャ塾長はね〜メル友が１５００頭も居るんだよ』
『ルソー先生は小学校６年間通信簿全て「できました」だけ』
『ロイス先生は中学校３年間…通信簿オール３』

『すご』

『受付のバドも、あそこのシェイディ先生も、新任のダムールも…みんなそうして愛されて来たんだ』
『うわぁ』
『体の力を抜いて、テストを受けてごらんイマイチで良いんだよ』
『出来なくても良い気にしない…そうすれば学校も楽しくなるよ』

『ありがとうございます明日から頑張ります』


(きっと彼は…次のテストで１００点を取れるようになる)


後日



□ □

『ネイチャさ〜ん！』
『おぉクライ君テストどうだった？』

『６５点イマイチで出来たよ』
『……えっ６５点…』
『ネイチャさん？』




□ □

『ルソーさん塾長どうしたんですか？』
『自分に自信が無くなったらしいよ』

普通で良いなら是非イマイチ塾へ