走れ！優駿学園２２(新たなる社台系居酒屋)

教師達も酒くらい呑みたい

□□

『はぁ…どうだぃ？一杯やらねーか』
『勘弁してくださいよ…このトシで一杯追い切りなんか』
『酒だ酒！どんな頭してんだオメェは』
『あれ…こんな居酒屋ありましたか？』


「居酒屋 万馬券」


『へいいらっしゃい』
『とりあえず〜ニンジン酒２本な』
『はい』

『ったく最近体中が痛くてよ…参るわ』
『俺なんかホラ…シャドーロール煙草で焼かれましたよ』
『８組は大変だもんなぁ』
『１組は素直で羨ましいすよ』

『へいお待ち〜ニンジン酒ね』
『大将〜ここ最近開けたのかい？』
『そうなんですよ〜地味な定員ばっかですけどね』
『ん？…おい大将…趣味悪ぃな〜７冠野郎のポスターなんか貼ってよ』
『本当だ教頭だ』

『違いますよ〜学園の教頭の左…この白いメンコが僕でしてね』
『あんれギャロップダイナかよ〜なんだって老けたから解んなかった』
『あっダイユウサクさん』

『あそこでフライパン持ってんのがダイタクヤマトです』
『いらっしゃいませ』
『おぉ〜ベッピンなホール…ブゼンキャンドル？』

『そうみんな一斉一代の大駆けした連中でね〜競馬ファンに迷惑かけたヤツばっかし』
『助けられたファンもいるさ〜こりゃ良い店だね』

『波乱汁・大穴豆腐・マンシュウ炒め…へぇ』
『作って来ますんでね♪お待ちください』


『俺みたいなスーパースターの陰で…ああゆう馬達も…ひたすら頑張ってましたよね(キリッ)』
『…お前凄いムカつく』
『しかし遅いすね〜』

□ □

『お待たせしましたぁ…』
『ぎゃああああ〜〜お化けだぁ！』
『これはビックリしましたかぁ？こちら大穴豆腐です』
『なんだよ…ダイユウサクじゃねーかよ』

ビビビビビ〜〜

『ひゃっはあああ〜〜』
『シービー先生？』
『箸から電流が流れた』

『アハハハ〜驚きました？ちょっとした冗談ですよ』
『…マンシュウ炒めはまだかよ』

ぶぉぉぉ〜〜□

『だぁああああ〜〜熱ぃな〜〜』
『こちらの火が消えてからお召し上がりくださいね〜なんとビックリな』
『なんとビックリじゃねーよバカ！お前よく平気だなブライアン』

『えっ？□』
『うっはあああ〜誰だお前』
『ブライアンさんならトイレに行きましたよ』
『はぁ…はぁ……普通に呑ませろよな』

『お待ちどうさま〜波乱汁でーす』
『むっ……何も無いか…』
『冷めないウチに』
『ふぅ…ふぅ……ズゥー……冷てぇ！！』

『あっと驚く冷たさ湯気はドライアイスです』

『ふぅふぅした時間を返せ！！もう帰る…いくぞブライアン！』
『俺まだ何も』
『いくらだよ？』

『３０万になります』



『冗談ですよ…驚かそうと…』
『もう二度と来るか！野山行くぞ』


『社台系居酒屋　野山』

□ □□

『おぅ久しぶりだね』
『大将よ〜なんなんだよあそこの居酒屋よ』
『万馬券かぃ？』
『まともに呑めやしねーよ…バカみてぇな店員ばっかで』
『僕は好きですけどね〜楽しくて』
『８組の担任して神経バカになったんだろ』
『どんな店員がいたんだい？』

『料理から火があがるわ、箸から電流が流れるわ、お化けの仮装して持って来たりな…』
『こんな仮装？』

□ □

『ひゃああああ〜〜』

『悪いねぇダイナは弟だからさ〜通ってやってくれや』
『そうかい……ジャヴーちゃん…おしぼりくれ』
『はい』

ビビビビビ

『ぎゃああああ〜〜』
『ふふっ…万馬券から借りました』

□

『もう…酒なんか呑まないんだから〜〜』

刺激が欲しい方は万馬券へ