Ｍｒ・ＴＣＫの『東京スプリント』全馬分析

今開催からデビューした新人の笹川翼騎手が本日初勝利。的場騎手も勝利し…そのキャリア差４０年。笹川騎手には第二の的場文男を目指し精進してもらいたい

分析(中央馬は解る範囲)


1-01 ブレーヴキャンター
中央時代は未勝利で金沢転入後に勝ち星を量産。ただ今年の船橋B２特別、中央５００万で惨敗…明らかに場違いな印象で、回避馬の続出の為に「出走出来てしまった」が本音か

1-02 クリスタルボーイ
転入し初戦のウインターＳＰで見せ場があり…東京スプリング盃で穴に期待しましたが、期待外れの内容。現状で南関重賞でも通用せず…必然的に中央馬相手では厳しい

2-03 スターボード
中央転入後にいきなりの勝利で、迎えた昨年の東京ＳＰで３着。ただ当時はイン伸び馬場や、中央勢が崩れた面に救われた感もあり…以後の成績がこの馬の限界と思える部分。頼みの綱は大井を知り尽くしたヤネ

2-04 ヤサカファイン
フジノウェーブ以後の南関を支える存在と期待されたこの馬も、休養からの復帰後は勝ち星が無い。全盛期を知るだけに、前走の４着も物足りなく映りましたが…あれが今のヤサカファインの限界なのかもしれない

3-05 ティアップワイルド
まだ大井では未勝利ですが、一昨年の２着馬。黒船賞では１０歳のダイショウジェットに離されたあたり…こちらはベストがセンニなのは間違いなく、今回は逆転があっても良い

3-06 トウショウカズン
昨年、根岸Sから一連の地方重賞で好走。今年も中央でソコソコ走っているし、セイクリムズンらと差の無い競馬をしているのだから…初の大井を克服すれば当然有力

4-07 トウホクビジン
先日ついに地方全場出走の金字塔を打ち立て、前走のマリーンCでも掲示板と…まさしく笠松の鉄馬。大井コースでは不振でありテンのスピードがイマイチなだけにセンニは不向きで、ここは参加賞と思える

4-08 ナイキマドリード
さきたま杯・船橋記念など重賞を制し、現時点南関の短距離のエース。３年前にＪＢＣ２着はありますが当時よりズブくなった今…確かに船橋記念を制したとは言え相手が軽く、ベストはセンヨン〜マイルなのは違いない。南関を代表する馬だし、恥ずかしい競馬はしてほしく無いですが…勝ち負けを期待するまでは疑問

5-09 サマーウインド
３年前に東京盃→ＪＢＣスプリントを連勝し一躍日本の短距離王となったが…怪我から復帰後は見るも無惨なレースが続く。最近は直線を待たずにレースを終えていて…武豊騎乗も客寄せにしか感じない

5-10 アイディンパワー
中央から転入し、初戦に選んだダイオライト記念は不向きな長距離戦。中央時代は短距離主体だった馬だし前進は見込めるはず…ただいきなりの一変も考えづらいし、中央の一流所が相手では厳しい

6-11 セレスハント
一昨年のこのレースで優勝し以後は地方重賞の常連。確かに大井の適性はあれど…最近は勝ち負けに乏しく常にソコソコしか頑張れず、下降気味。とは言え今回もそのソコソコぶりが不気味な所

6-12 ギオンゴールド
南関の短距離お馴染みの名前。スンナリ行けた時の粘りは魅力がありますが…最近はスタートに不安を抱えているし、A２で掲示板がやっとの馬が、交流重賞では厳しい戦いが必至

7-13 コアレスピューマ
一昨年の東京ＳＰで３着し空前の波乱を演出。９歳になりながら…昨年も勝利し今年もウインターＳＰで３着と大井センニはベスト舞台。一昨年の再現は厳しくても、掲示板なら載れるはず

7-14 ラブミーチャン
方競馬の韋駄天女王も今年６歳で、最近の内容を観る限り…やはり全盛期からやや下り坂な感。ここ２走は中央の福永騎手騎乗で、お世辞にも手が合うとは思えず…しかし今回も主戦の濱口騎手には戻らず、戸崎騎手を起用。ベテラン濱口騎手の激しいアクションに叱咤されて動いていた馬…この乗り替わりがプラスになるかは疑問

8-15 セイクリムズン
昨年よりかつての「ノボ２頭」のように全国各地の地方短距離重賞を連勝。ＪＢＣでの敗戦からやや下降気味に感じましたが中央で好走し→黒船賞連覇と立て直した。気になるのは大井での詰めの甘さと、微妙にセンニだとエンジンの掛かりが遅い点

8-16 ミヤサンキューティ
東京シンデレラマイル→ウインターＳＰと連勝し完全に素質が開花したと思った所で…スプリング盃の惨敗はガッカリ。ただ斤量・外枠・テン乗りと敗因は考えられるし、しっかり走れば能力は中央相手にも通じるはずで…今一度期待したい部分はあるも、またも外枠を引いたのは減点

予想は明日