走れ！優駿学園３７(伝説の犯罪女王)

悪の組織がまた動き出した…

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『あっカブラヤのジイチャン』
『おぉ…ジャーニー君か元気かな？』
『うんカブラヤのジイチャンどこ行くの？』
『ちょっと…そこまでな〜気を付けるんじゃぞ』
『ありがとう〜またね〜』
『………。』




□

「私だ…上手くいっとるかな？」
『もちろんですこれもすべて…』
「礼は良い…だが見た所…キミらの若手はまだ未熟じゃな」
『と…言いますと？』
「ワシの知り合いでな…指導員を頼んだ…鍛えてもらうんじゃ」
『はっ！有り難き幸せ』
「健闘を祈る」



□□ □

『だそうだ…オメェら鍛えてもらえ』
『ボス〜〜俺らが今さら何を…』
『あの方が言ったんだオメェらは未熟ってな！』

パカッ…パカッ…パカッ

□

『アンタらかぃ…未熟なチンピラってのは…』

『お婆ちゃん場所をお間違いですよ…』
『ふんアタシの事知らないのかい』
『はぁ…えっと…どこかで？』
『これでも…解らんのかい』
『なっ…白ブリンカー……まさか貴女は』
『そうさ…アタシこそ「犯罪女王」…プリティキャストさ』

『あの８０年の…連続万引き記録……類い稀なペースで鬼脚警察を翻弄し犯罪者史上に名を残す女王』
『ふん』

『この婆さんがすか？』
『バカ』

『ガキんちょ…アンタ名前は？』
『ローエングリンっす♪あっこの前息子が皐月賞を勝ったりして〜たははは〜』
『ちっと…アタシを店員だと思ってこのカバンを万引きしてみ』
『無視か…』

ガシッ…

『よっと…軽い軽い〜〜』
『ハァ…世も末じゃな』
『えっ？』

『確かに…店員には解らねぇかもしんねーけどね…ほれ…防犯カメラから丸見えだで』
『わっいつの間に…防犯カメラが』
『顔が割れたら簡単に捕まるべな……そこのアンちゃん名前は？』
『イングランディーレですが』
『オメェか？天皇賞を逃げ切ったっちゅう』
『知ってるんですか？さすがにオオニゲでも珍しいG1馬ですからね〜』



『バカめその自信が犯罪では命取りだべな！』
『えっ…』
『自分のスタミナに頼って…気楽に逃げるから鬼脚警察署の包囲網にかかるだよターボ…おみゃあ〜は何を教えてきただよ』

『申し訳ありません…』
『まずは現場だな…引ったくりでもやんべ』

いざ本番


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『あいつは金持ってそうだべな〜』
『いっちょ行ってきますわ』
『バカめパトロールしてるで』
『ビハインドザマスクにエリモダンディー、あそこはファストタテヤマ』
『…今から教えるようにやんな…』

３０分後


□ □

『いただき〜〜』
『きゃっ』
『えへへ〜〜〜』

『こら！鬼脚警察だ！』
『お巡りさん〜栗毛のアイツがやっただよ』
『ありがとうございます！』

『ローエン今だ走るんだ』

『へへ〜〜い』

『ディーレ！こっちに戻りな』
『了解！』

『またお前か！ローエン』

□


『どうだい？…鬼脚のヤツら…ローエンがやったと勘違いさただ逃げるんじゃなく…アタシらは組織なんだからね』
『さすがプリティキャストさんだ』
『報酬は…アンタらで分けな♪これからもオオニゲを頼んだよ』
『わかりました……ん？何か忘れてるような』





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『いつまで逃げれば良いんですか〜〜〜！キャストさ〜〜ん』


良い子はマネしないように