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2013/04/27 21:05
羽田盃・東京プリンセス賞を振り返る
今回の大井開催は羽田盃と東京プリンセス賞〓二つの重賞が行われました
簡単に振り返ってみたいと思います
羽田盃を制したのは川島厩舎のアウトジェネラル〓戦前の分析では『モタつく面が気掛かり』と書きましたが…やはり御神本訓史とゆう男は違った〓何の何の別馬のごとし切れを見せ、千切られた京浜盃を逆に再現するかのような圧勝……あのズブいスマートインパルスを大成させたのだから、ただのイケメンでは無いのは百も承知〓しかしここまで劇的な変身は正直驚いた
勝利インタビューでは調教を付け、京浜盃で騎乗した佐藤騎手にも感謝を語った〓あの『ミカ様』と呼ばれた尖っていた姿は感じられず…今の御神本は本当に地方競馬を支える存在になった
2着ソルテは完全燃焼〓あの競馬で負けては仕方ない…飛び切り切れがあるワケじゃなし、後ろからでは着差は更に開いたはずで〓テン乗り真島も立派に騎乗した…距離は延びて良いタイプだし何より自在性があるのが強味〓息の長い活躍を期待出来そうな馬
逆に完全に天井が見えたのがインサイドザパーク〓2歳時に世代ナンバーワンと目された馬でしたが…やはりごまかせた部分が、総合力のある門別組やソルテらに通用しなくなった〓今回は張田騎手が早め早めを心がけての競馬…それでも前と着差が開いては〓距離延びるダービーでも3着が精一杯と思えた
断然人気ジェネラルグラントは…敗因は多々挙げられますが〓やはり本質的に道悪はプラスにならない事、超絶時計と言われた調教は…あのテンションの高さと馬体重から『オーバーワーク』と見ても取れた〓重賞の出川らしからぬ結果ですが…JDDを目標とされていたし、京浜盃を観るにまだ見限れない馬〓さらに加えれば、駿は守りに守り抜いた騎乗が勿体無かった〓普段の破天荒さが抜け…ジッと我慢してた姿は意外〓
父の石崎隆之は普段は静かな中で…大舞台で光る真逆の騎乗で名を馳せたのだから、駿にはああなって貰いたいのですが…
戦前の予想通り京浜盃の着順が入れ替わる結果〓ただアウトジェネラル・ジェネラルグラントの変身ぶりにはビックリでした
木曜には東京プリンセス賞〓
桜花賞で人気を裏切ったカイカヨソウが、走り慣れた右回りで巻き返せるかが焦点〓
勝ったカイカヨソウは…やはり本質左回りはぎこちなく、桜花賞ではカイバ食いの細さに放馬と〓直前での調整に不安が生じた事
走りっぷりはまるで変わり4コーナーまでインに我慢し馬なりのまま直線へ〓先に抜け出したイチリュウを悠然と差し切る内容〓3連覇と同時に2011年に続く羽田・プリンセスのダブル優勝を果たした川島厩舎…素直に脱帽。カイカヨソウも左回りに加え急カーブの川崎のオークスより、舞台が大井のダービーに向かうのが賢明〓門別時代に敵わなかったアウトジェネラルやジェネラルグラントとも、今ならそう差は無いはず
2着にイチリュウが入った〓正直これは驚いた…2番人気が2着なら当たり前とは思いますが、やはり桜花賞の内容から全く力をごまかせない大井センハチで8枠では…惨敗も有り得ると読みましたが、巧みにスタートから押して先団に取り付き切れで敵わないカイカヨソウに対して先に抜け出す競馬〓やはり的場文男…こういったスタンスは今も変わらない〓
切れ負けとは言え3着とは大差が付き、やはり兄弟がそうだったようにイチリュウも今がピークと言える〓左回りを苦にしないし…今のうちに稼げるだけ稼いだ方が良い馬
ベルフェスタが3着に粘り…駿はこちらで『お返し』をした格好〓ただ10番人気だけに場内の罵声は容易に予想出来る(笑)
ただベルフェスタ自身も集中力が付いて逃げる競馬が板についたと見て取れた。
桜花賞2着のアステールネオは中団待機から1周回ってきただけ〓中央のレースは1度しか観れませんでしたが、離れた後方からの競馬で好走し桜花賞も単独2番手
そして昨年暮れのローレル賞にプリンセス賞を観るに、馬混みに入ると嫌気が差すタイプでしょう〓だとすれば今後の好走条件はかなり狭まる…
10Rで2着だった時点でいらないと感じたが(笑)
ケンブリッジナイスはテン乗り町田がいかにも相性悪く参考外
サブノハゴロモ、パパパノチョイナ、ローズベビークリス…これらの馬はどうやら天井〓
牡馬も牝馬も、クラシック路線は強い馬と弱い馬がハッキリ別れた結果〓毎度勝ち馬が変わる事が多い最近の重賞とは違い、やはりこれが本来のクラシックの様相じゃないかと感じた