大井トゥインクル開幕

今日から大井トゥインクル開催が開幕
なんと早いモンで…次開催はいよいよ東京ダービー２冠を目指す者、雪辱を期す者、虎視眈々と逆転を狙う者、悲願を目指す者…あの雰囲気を久しぶりに味わいたいなぁ観戦も視野に入れつつ

今開催の水曜メインは伝統の『大井記念』今やスピード化が歯止めを効かない中央と同じく…こちら南関もスタミナを競い合うレースは少なくなり今や貴重なレースとなりました


名手達の腕の競い合いも…もはや折り合い選手権になりはなはだ１周目は行進してるだけ
そりゃ長距離は折り合いが大事ですが、バカの一つ覚えでタラタラ走って直線のヨーイドンでは長距離レースの意味が無い
まぁそうでもしないと息切れしてしまうのが、今の南関の大多数の馬なんでしょう□


このレース過去４度出走したボンネビルレコードの名前が無くなり、同じく３年に渡り連対したルースリンド、以前日記に紹介したウエノマルクンテツノセンゴクオーやミナミノジャック、パルブライト、サントス…みんな長距離レースで活躍した名前やはり中央馬が『速い馬』ならば地方馬は『強い馬』で無ければね〜


今年も出走する１１歳のマズルブラスト□この馬こそが『南関最後のステイヤー』と言える
大井記念はボンネビルレコードを破った０６年と９歳にして優勝した１１年の２勝で、他に東京記念に金盃などを制してきた
若い頃は中団差しも出来たマズルブラストですが、８歳辺りからは長く使える脚を武器に伝家の宝刀のロングスパートで長距離重賞で安定感を誇りました
他の馬が折り合いに専念する中で、３コーナー手前から動き４コーナー先頭が必勝パターン大井記念の２度の勝利はまさに真骨頂
とは言え１０歳の昨年からは必勝パターンから後退が目立ちフジノウェーブと違い、毎年コンスタントに使われたマズルブラストだから勤続疲労も凄いのでしょう

しかし皮肉なモノでマズルブラスト以後…スタミナを武器に他を圧倒する馬は南関から現れずこの状況は
中央馬を相手に体をボロボロにしながら引退したフリオーソやボンネビルレコード□
そして短距離界を０７年から支え続けるフジノウェーブ□

彼らは後継者が居ないまま…ずっと走り続けた(続けている)
マズルブラストが牽引した長距離レースも、どうやら同じ道を辿りそうだ

あのチンタラチンタラ行進するレースを毎年見せられては…マズルブラストのようなロングスパートや、自在性を武器にする馬の出現が待たれる

トーセンルーチェなんかはそんな素質がありそうで期待していますフリオーソの弟ながら、スピード面では中央馬に敵わず…タフなスタミナ比べが向くいかにも『昔気質』な地方馬
このトーセンルーチェやピサノエミレーツなどはスピード主体の番組構成に潰される馬かもしれない…
最近は見所があると思えば、地元相手につまずきまして中央馬相手など考えられない馬ばかりが生まれる
中央馬も同じ勝負服の馬が連なっていますが…さらに次元の低い背比べが続いています
考えてみれば名馬と言われた以前の地方馬は皆スタミナが豊富でしたスピードが無ければ中央馬に敵わない…一利あるんですが
ん〜〜この前の携帯の話じゃないですが中央馬のマネを無理して地方がやる事は無いんですがね…
俺は帝王賞と大賞典が２０００で行われてる事も不満な人間です


まぁ昨年は大井記念当日に…８Rから最終とパーフェクトを果たしたゲンの良い開催前開催の不調を吹き飛ばす気持ちで当てたいですね