走れ！優駿学園４８(ダービー馬の父)

日本ダービーが終わった


『校長お茶です』
『んん…ありがとう』

『予想的中おめでとうございますさすがは校長ですわ』
『んん…ラモーヌ先生が推した…エビガネーヤも２着じゃな』
『ふふっ♪私ら三冠馬ですものね〜』

『んん…シービー先生が言っていた…４強の時は三冠馬は生まれんとのぅ』
『みんなしっかり予想当てたんですねいや〜教師冥利に尽きます』
『んん…ワシらは予想屋では無いぞ』
『あっ』
『んん…しかしまぁ…あの牡ときたら』


□

『ぶるぅあ！どこを見て歩いてるんだ貴様は』
『すいません教頭先生…』
『何組の生徒だ貴様』
『僕は』
『黙れ私は機嫌が悪いのだ』
『…。』



『教頭〜〜何怒ってんすかぁ？』
『ディープチャラチャラした喋り方はやめろ』
『おかげさまで〜ダービー連覇すよ〜教頭もこれは無いっしょ？』
『…まぁ貴様の優秀さは認めるがな！もう種を撒き散らすのはやめろ！本当に日本は貴様の子で溢れるぞ！』

『俺は嫌なんだけどさ〜牝馬が寄ってくんすよ参りますよ〜』
『……』
『とりあえず□ダービー連覇したからぁ〜成績上げてくださいね』
『それとこれは話が別だ！貴様なにか勘違いしてないか』
『俺は日本一♪いや世界一のサラブレッドだぜ？教頭』

なにかおかしい(-.-)


『なぁディープ〜帰りゲーセン行こうぜ』
『けっ…メジャーにカメハメハ……まだゲーセンなんか行くの？』
『はぁ？お前が１番好きなんだろ』
『冗談やめてくれよな俺はさお前らと遊ぶ程…暇じゃなくてさ〜〜』

『…アイツ…ダービー連覇して調子乗ったな』
『ったく…』


□

『ディープくんダービーおめでとう！』
『強かったね〜キズナくん』

『おぉ〜キミ達…残念な牝馬達も観てくれてたのか御苦労様だね』
『なっ…』
『残念な牝馬？』

『顔は汚い♪脚は遅い残〜〜念〜〜たははは〜〜』
『ちょっと』
『辞めろ辞めろ〜怒った顔は吐き気がするからよ〜』

『ディープ！あんた何考えてんのよ！』
『おぅ〜ブエナビスタ♪まぁ俺と種付けするなら…キミくらいのレベルじゃなきゃね』
『ふん誰がアンタなんかと』



□ □□

『俺はディープインパクト〜〜♪イカす顔〜イカすイカす〜牝をイカす〜♪』

『んん…ディープインパクト君…』
『あれ？校長先生〜』
『んん…東京優駿優勝おめでとう□』
『東京優駿？古いすよ校長〜日本ダービーすよダービー』

『んん…ワシは東京優駿の予想…キズナを推した』
『さすがすね！見る目あるわ』

『んん…しかし父の君が…このザマではな…』
『はぁ？なんて？』
『んん…ワシがキズナを推したのは……競馬の祭典である東京優駿において…乗り替わりや…外国人騎手…さらに』

『もう良いすよ校長話が長くてマジ無理っす』

『んん…ワシを一発張ってみぃ』
『…校長先生をすか？』
『んん…キミは世界一なんじゃろ？…ほれ…張ってみぃ』




□ □

『おいディープインパクト』
『えっ？校長？』
『この蹄鉄が目に入らぬか？』
『校長鉄！』
『恥を知れクソガキめ！』




数時間後


□

『カメハメハ〜ゲーセン行こうな』
『お…おぅ』

『３組のみんな♪本当に可愛いね〜』
『うん…』

『教頭先生〜〜♪おはようございま〜す』
『…貴様どうした？その顔のアザは』
『これすか？気付いたらこうなってました♪エヘヘ〜』


『んん…努力を惜しまず…日々精進せい…ディープインパクト君□』

久しぶりの若返り